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9月の東部地区テストの福地的分析と講評。
前回の国語に続き、
今回は数学です。
まず平均点は、46.2点。
9月の北辰テストの平均点が51,8点だから、若干難しかったということか。
【大問1】
(1)から(8)までは純粋な計算問題。
途中に「比例式」という若干マイナーなものも出てきてるけど、比の計算で普通にやってるもの。
よって、この8問は全問正解が必須と言える。
(9)以降も、全体的に基礎的な問題のオンパレード。
各単元の基礎がしっかりと固まってればスラスラ解けておかしくない。
(13)の面積を求める問題も、ちょっと考えさせるけど実は典型題。
(16)は一見面倒そうに見えるけど、やるべきことはさほど複雑ではない。
総じて、中堅校以上を狙う子は全問正解で通過したいところ。
【大問2】
(1)の作図の問題は、驚くほど簡単。
(2)は、「面積比=高さの比」であることを見抜ければ、あとは一次関数の基本の組み合わせに過ぎない。
日頃の積み上げがちゃんと出来てる子は、どちらも拍子抜けするくらい楽に解けるはず。
【大問3】
(1)は、単純に数えれば答えが出せるから、考える要素は一切無し。
(2)は、今回の問題で始めて「考えさせる」問題が来た、っていう感じ。
この手の問題で正解を出せるようになるためには、「日々の努力の積み上げ」しかない。
ちょっと考えて無理そうなら、一度飛ばして先の問題に進んだ方が賢明だ。
いわゆる「捨て問」の対象になりうる問題。
【大問4】
立体(空間図形)の問題だから、頭の中でこの立体が正しくイメージ出来ないと、ちょっとつらいかん。
それでも、(1)の証明問題は、頑張れば最悪「部分点狙い」でも行けたはず。
(2)は、どこが底面でどこが高さになるのかが見抜ければ行ける。
(3)は、立体がどういう風に2つに分割されるのかがイメージできることが最初の一歩。
あとは、最終的には比の問題に落ち着くね。
以上、数学はこんなところ。
個人的には、9月の北辰と大差ない、というか、
問題によっては9月の北辰にあった問題の方が難しかった、という印象。
日頃から、そんなに難問に手を出さずとも、
地道な基礎練習と、そこから少しだけ手の込んだ応用問題の経験値を高めることを続けていけば、
かなり楽勝で解ける問題が多かった、
と僕は見てる。
やはり、「努力の継続」に勝てるものは無い、ということだ。