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【R06・9月実施「東部地区テスト(中3)」】福地的、問題の分析と講評<国語>

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「東部地区学力検査」という、埼玉県東部地区の中学生が受けるテストがある。

 

通称、「東部地区テスト」。「校長会テスト」と呼ばれることもある。

 

 

地域限定のテストなので北辰テストと比べると受験者数はかなり少ないはずだが、

 

このテストの成績も確約判定の資料の一つにしている私立高校も多いし、

 

中学校の先生はこれを元に進路指導をすることになるので、

 

北辰と同等の重要度を持つテストと言ってもいいだろう。

 

 

 

先日、9月に行われたテストの問題を生徒が持ってきてくれたので、

 

それを見ながら、また北辰の時と同じように、

 

僕なりに感じたことを「分析と講評」という形でまとめていきたいと思う。

 

長いと読むのも大変なので、今回もできるだけあっさりと短めにね。

 

 

 

ではまず、国語から。

 

 

平均点は、58.0点。

 

 

【大問1】

 

文章は、高校生の「短歌甲子園」が舞台の話。

 

実際にそんなものがあるのかと思って調べてみたら、毎年8月に岩手県盛岡市で開催されてるらしい。

 

おそらく馴染みが無い人が多いと思うので、最初に場面を脳内映像化するのに少し苦労した人もいたかもしれない。

 

ただ、話の本筋は、いわゆる「青春モノ」と言えるもの。

 

設問の方も特にひねくれたものは無く、話の場面がしっかりイメージできてれば解きやすいものだった。

 

 

【大問2】

 

漢字の問題(問1)は「易しめ」という印象。

 

文法(問2)も、基礎的な知識を問うもの。

 

熟語の構成(問3)は、どういう種類があるかを理解してれば楽勝。

 

問4は、いつも通りだね。

 

 

【大問3】

 

テーマは「苦手を克服するために」というもの。

 

これはもう、テスト問題という枠から離れて、全受験生に読んでもらいたい。

 

大人が読んでもいい。

 

「苦手克服」という馴染みのあるテーマだから、

 

内容がスッと入ってきた人も多かったのではないか。

 

しかも、設問も大問1と同様、ひねくれたものは無いので解きやすかったはず。

 

上位校狙いの子は満点通過をしてほしいところ。

 

 

【大問4】

 

この古文の問題も非常にオーソドックス。標準的な問題と言える。

 

口語訳を頼りに読み進めていけば分かりやすい内容だし、

 

最後の問4も、主人公「神主経国」の気持ちになって素直に読み進めていけば正解できるはず。

 

ここも、上位校狙いの子は満点通過だね。

 

 

【大問5】

 

文章の「要約」と、それに関連した自分の考えを体験を踏まえて書く、という作文。

 

「え??要約???」とたじろいだ子も多いのではないか。

 

ただ、分量的に2~3行で書くことになるので、本当に中心となる内容だけを書けばOK。

 

要するに、「過剰な敬語表現は避けた方がいいですよ」という話だ。

 

 

 

以上、国語はこんな感じ。

 

この後、5教科全てに関して書いていきます。