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【R06・9月実施「東部地区テスト(中3)」】福地的、問題の分析と講評<理科>

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9月の東部地区テストの福地的分析と講評。

 

前回の社会に続き、

 

k-acdm.jp

 

 

4回目、理科。

 

 

まず平均点は、49.4点。

 

いわゆる「難問」は一つもない状況でこの点数は、正直、いかがなものかと思ってしまう。

 

基礎からしっかりと復習し、かつ「表面的な暗記だけで終わらせない学習」を積み上げていけば、

 

かなりの高得点は取れるはず。

 

ということは、逆に言えば、そういう「正しい勉強」を積み上げていってれば、

 

誰にでもチャンスがあるということだ。

 

 

では、問題ごとに見ていこう。

 

 

【大問1】

 

小問集合。個人的には、ここの問1が一番難しいのではないかと思った。

 

本当に個人的なことかもしれないが、化石と地質年代の組み合わせは、本当に覚えづらい。

 

あとは、どの問題も基本的な問題の連続。

 

問6は計算問題なので、それだけでビビった子もいるかもしれないが、

 

なんてことはない、「8.5 - 5.1」という小数の計算をすればいいだけ。

 

本当、「難しい」と思う要素が全くない問題がこれだけ続くのも珍しいことだろう。

 

 

【大問2】

 

「日本付近の天気の特徴」がテーマ。

 

これも、どれを見ても基本問題の集合。

 

問5の記述も鉄板問題だし、

 

しいて言えば、問6の天気図記号(風向と風力つき)が一番間違えやすいと言えるか。

 

 

【大問3】

 

動物の分類の問題。

 

問題の半分は「無セキツイ動物」についてのものだったので、

 

もしかしたらここは少し正答率が下がるのだろうか。

 

けれど、決して難しいことは聞かれてない。

 

ちなみに、問1(Ⅰ)の正解は「両生類」だが、

 

両生類に分類される動物は、大きく、「カエル、イモリ、サンショウウオ」の3種類しかいないらしい。

 

これ、知っておくと便利なプチ情報ね。

 

 

【大問4】

 

「気体の性質」がテーマ。

 

これも、どれも基礎的な問題ばかり。

 

場合によっては、学校の定期テストの方が難しいのではないかと思ってしまうくらいのレベル。

 

逆に、なぜここまで簡単にしたのかを疑ってしまいたくもなる。

 

 

【大問5】

 

「電流」の問題。

 

と言っても、これもまたほとんどが基本レベルの問題。

 

唯一、問3だけが「説明」も求められるので少し手間がかかるが、聞かれてることは基本的なこと。

 

いかに、こういう問題を解く練習をしているかが決め手になるだろう。

 

 

 

総じて言うと、「なぜここまで基礎レベルの問題をそろえたのか」と不思議になるくらいだが、

 

それでも、平均が50点を下回るという事実。

 

これをしっかりと考えておかなければいけないだろう。

 

 

おそらく原因の一つは、

 

短期間(たとえば中3の夏休みなど)で要点だけを絞って復習しようとした

 

ということではないだろうか。

 

 

今回は全て中2までの学習内容だが、

 

それにしても、2年間の内容をたった1ヶ月ちょっとで復習するのは、さすがに無理がある。

 

もっとしっかり、基礎から積み上げて復習しなくてはいけないし、

 

ここに至るまでの間にちゃんと時間をかけて復習をした子、

 

「理解」で終わらせずにちゃんと「習得」までやれた子は、

 

難なく高得点を取れたはずだ。

 

 

埼玉県の公立高校入試まであと約150日。

 

まだまだやれることはたくさんある。

 

 

どの内容についてもしつこいほどに基礎をしっかりと固めていくことが、

 

最も確実に点数が取れる方法であることは間違いない。