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【R06・第5回北辰テスト(9/29実施)】福地的、問題の分析と講評<数学>

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昨日行われた今年度第5回目の北辰テスト。

 

それの、「福地的、問題の分析と講評」

 

前回の国語に続き、

 

k-acdm.jp

 

 

2回目は数学。

 

 

では、早速行きます。

 

 

 

【大問1】

 

(1)から(6)は、純粋な計算問題。

これはもう、全問正解で行くしかないでしょ。

 

(7)は、文章を式に落とす。

(8)は、一次関数の超基本。

(9)は、角度を求める問題。

(10)は、度数分布表の読み取り。

 

ここまで、基本問題の連続。一問も落とせないね。

 

(11)も、北辰ならではの典型題。ただ、「平均とは何ぞや」の基本が分かってないとちょっと手が出ない。やはり「基礎基本が大切」ということが、ここでも言える。

 

総じて、中堅稿以上狙いの子は、今回の大問1は「全問正解が必須」でしょう。

 

 

【大問2】

 

(1)の作図は、「点Aで接する=点Aへの垂線」、「点Aと点Bを通る=2点から同じ距離=垂直二等分線」。

この暗号が解ければ簡単に解ける。

 

(2)は、ルートの中が平方数(整数の2乗)になるようにすればいいだけ。

 

(3)は、一見少し複雑そうに見えるけど、正しい表が書ければなんてことは無い。そして、その表は2つのサイコロの目の合計をそれぞれ埋めていくだけ。

 

(4)は、今回初めての難問と言っていいかもしれない。

どんな三角錐が出来るのかを書きながら想像し、そこで、BEの5センチか、BNの4センチが高さになるということに気づければ、あとは簡単。

ただ、そこに至るまでには結構時間がかかるかもしれないね。

三平方の定理の知識があれば解きやすかったかも。

 

 

(5)は、①はいつも通り、力づくでも解ける問題。ここは絶対に落としてはいけない。

 

②は、丁寧に読み込んでいけば少しずつ答えが見えてくるが、どうしても時間は取られるので、後回しにするのが賢明かもしれない。

 

 

【大問3】

 

(1)は、これまた一次関数の超基礎問題。

 

(2)は、聞かれてることは突き詰めていけば単純で、「等積変形」の応用。高さが等しい台形の面積比が与えられてるので、それを使って答えを導きだしていく。

だが、説明系の問題ということもあり時間はかかるだろう。

ちなみに、北辰が提示してきた模範解答を実際の解答用紙に書こうとすると、たぶんスペースが足りなくなってしまうと思うのだが、どうだろう。

 

 

【大問4】

 

 

(1)は、基本的な証明問題。情報を図形に書き込んでいくうちに、「1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい」ことが見えてくるはず。

 

(2)は、(1)で合同を証明した2つの三角形を活用することと、DGに補助線をひく。

これが出来れば正解にかなり近づけるが、これが実際のテストを前にして出来るかどうかは、

ここまでどれだけの練習量と経験値を積み上げてきたかによるだろう。

 

(3)は、面積を出したい△DEHの底辺の長さと高さをどうやって導きだすかがカギとなるのだが(当然と言えば当然だけど)、

これがなかなか手ごわい。見通しが立てられた後も、計算でそれぞれの数値を割り出すのにかなりの時間がかかるだろう。

配点もたったの5点なので、ここは「無いもの」として考えていいかもしれない。

それより、(1)の証明問題が7点なので、そこを確実に満点通過させることの方が重要。

 

 

 

数学は以上、こんな感じ。

 

 

レベルとしてはいつも通りといった感じか。

 

ただ、前半に固まっている基本問題は、どれも確実に取るべき問題。

 

 

あとは、「捨て問」を瞬時にかぎ分ける嗅覚。これをしっかりと磨き、精度を上げていく。

 

 

そのために必要なことは、ただ一つ。

 

日頃からの地道な反復練習、努力の積み上げだ。