授業がよく分かる。授業が分かりやすい。
これは私たち塾講師にとって、極めて当たり前のこと。
授業が分かりづらいなんて、塾講師を名乗る資格は無い。
だから、講師たちにはそういう授業が出来るようになるまではしっかりと研修をするし、
自分も日々、どのようにすればより分かりやすくなるかを考えている。
分かりやすい授業にはゴールは無いから。
巷にあふれている映像授業もそう。
YouTubeに上がってるのは玉石混交だから別にしても、
商品として世の中に出回ってるものは、当たり前だけど、どれも分かりやすい。
春アカで入れている映像授業もそうです。
でも、勘違いをしてはいけません。
授業が分かりやすいのと成績が上がるのは、
全くの別物です。
大事なことだからもう一度言います。
授業の分かりやすさと成績の伸びは、別の次元の話です。
授業の分かりやすさがきっかけになる、ということはあるけれど、
分かりやすいから絶対に成績が伸びる保証は、どこにもない。
もしそうだったら、どれだけ楽チンか(笑)
人は何かを学ぶとき、
「理解」と「習得」の2つのステップを踏みます。
理解して習得する、という流れ。
このうち、成績の伸びに直結するのは「習得」の方。
つまり、このステップを踏まないと成績は絶対に伸びません。
反面、「授業」は「理解」の方に照準を合わせてます。
どんな授業でもそうです。
だから、授業で「わかった!」で終わってしまい、
その先の「習得」のステップに進まないと、
成績は上がらない。
成績が伸び悩んでいる子の多くは、
ここで間違えてしまってます。
でもこれ、勉強以外のことでは実感している人も多いのでは?
たとえば部活動で、
コーチに教えてもらった時は良いパフォーマンスが出来たけど、
その後何もしなければ、またすぐに元に戻ってしまう。
そういう経験、あるでしょ?
勉強だって、それと一緒。まったく一緒。
理解だけで終わってはダメで、
その後に必ず「習得」のステップが無いといけない。
その重要性は、
理解 < 習得
と言っていいです。
「ミスした問題は解き直しをすること」とか「同じような問題で練習を積むこと」
こうやっていつも口うるさく言ってるのは、
これが理由。
このことを知ったうえで正しく勉強に取り組めば、必ず成績は上がります。
もちろん時間はかかるけれども。
だから、授業が分かりやすかったことだけで満足しないで!
それは塾に通ってれば当たり前のことで、
大事なのはその先だから!