今週から、高校生の授業は「完全テスト対策モード」に入ってる。
通常期のカリキュラムを一時停止し、期末テストに向けて自分が必要と思った勉強をする。
教科は自由で、いつもの受講教科とは異なる教科でもOK。
もちろん、通常期のカリキュラムをそのまま進めていくのもOK。
そのあたりは、全て自己責任で自分で考えさせる。
というものだ。
これを、各自の期末テストが終わるまで続けていく。
高校生の学習は、人から与えられたものをやる、というスタンスではなく、
自分で「何が必要か」を考えて、それを地道に続けていくことが大事。
だから、「塾に来ても何から何まで全てを教えてもらおうとは思わないでね」と、
彼らにもいつも言ってる。
そうじゃないと、塾の授業がいくらあっても足りないし、
最も大事な「自学力」も、かえって潰してしまうことになる。
そのうえで、自分たちはその計画が妥当なものかを判断したり、
「もっとこうした方がいいんじゃない」とか「この教材がおすすめだよ」というアドバイスをする。
こう言うと、なんだかとても楽をしてるように思われるかもしれないけど、
決してそんなことはなく、
むしろ勉強を教える方が楽なくらいだ。
彼らが立てた計画の妥当性を、その都度判断しなくてはいけないし、
思い通りにいかなかったときの第2案、第3案を考えてそれを提示するのは、
とても神経を使うこと。
けど、それが塾としての重要な役割だし、
やりがいもものすごくある。
実際、基礎がしっかりと固まってる生徒には、
こちらから「教える」ということはあまり重要ではない。
今は教材も(動画教材も含めて)完成度が高いものが多いので、
基礎がしっかりと固まってる子は、それらを使って自分のペースでどんどん進めていけるんだ。
そして、実際そういう状態にならないと、学力も身につかないし成績も上がらない。
自分たちの役割は、それをより良い形で進めさせ、
より高い成果が出せるようにするための手助け、といったところだ。
教科の「知識」を教えることも、その一環に過ぎない。
そして、高校生になった時にこの状態なるように、
小中学生のうちからしっかりと鍛え上げていく。
これもまた、自分たちにとっての大きな役割だ。
ちなみに、このテスト対策モード期間中は、教科を問わず色々な質問が飛び出す。
今週末にはまた「テスト対策勉強会」もあるから、そこでもたくさん出てくるだろう。
中には専門外の教科の質問もあるので、講師の力を借りることもあるし、少し時間をもらうこともある。
けれど、これを機会に自分も色々な教科の勉強をさせてもらえてるので、
そういう意味では感謝だ♪
彼らと一緒に、自分も賢くなるぞ!(笑)