ここ数日、生徒たちと1対1で「目標設定面談」というのをやっている。
といっても、そんな堅苦しいものではなく、
この1年間、または3年間、どんなことを目標にしていく?
1年後とかに、どうなってたい?または、なってたくない?
今すごく頑張ってるけど、その先にあるものは何?
みたいなことを、フランクに話してもらってる感じ。
かなり具体的なことまで語れる子もいれば、
何となくざっくり、という子もいる。
けど、それはどちらであっても、あまり重要視しない。
大切なのは、自分が目指す方向を、自分の言葉で「言語化」すること。
そうすることによって、
うすぼんやりとしていた考えが、よりはっきりとした輪郭のものになってくるし、
今は何となくざっくりであったとしても、
ここで一度、言語化することによって、
自分の中でそれをさらに具体化させるきっかけにもなる。
ところで、
目標を立てることって、なぜ重要なのだろう。
その答えは一つではないかもしれないけど、
自分が思うに、
思い通りに進まなくて、やるのがもう嫌になってしまった時に
自分を後押ししてくれるものだから。
というのが大きいと思う。
順調に進められているうちはいいんだ。
そういう時は、嫌だなんてこれっぽっちも感じずに、
すいすい進んでいくのが楽しくてしょうがない。
けど、そんな状態がずっと続くわけはなく、
どこかで必ず、
思い通りに進まなかったり、
失敗をしてしまったり
思うように結果が出なくて嫌になってしまったり、
ということが、
絶対にある。
そんな時に、
「あれ?自分は何でこれをやってるんだっけ?」って考える。
その答えが、自分が立てた「目標」。
そして、その目標が自分をまた後押ししてくれる。
そうだ、自分はテストで80点以上を取るために、これをやってるんだった。
学年で5以内に入るために、これをやってるんだった。
苦手な英語を克服するために、これをやってるんだった。
どうしても、こういうことって、やってるうちに忘れてしまう。
順調に進んでる時はそれでも全然いいんだけどね。
でも、思い通りにいかないなって時に、
これがあるか無いかの差は極めて大きい。
無ければきっと、それ以上進むことなく、そこでジ・エンド。おしまい。
つまり「目標」というのは、
一度「やる」と決めたことをずっと継続させるために欠かせないもの、
ということだ。
継続こそ力なり、だからね。