興味深いデータを見つけた。
これは、「学習方法・学習意欲・学習時間」と「成績」の相関関係を表すもので、
数字が1に近いほど、かかわりが強いことを表してる。
ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所がコラボして2023年の4月に発表したデータらしいから、
情報ソースとしては、そこそこ信頼できるだろう。
注目すべきは、
学習の方法・意欲・時間の3つの中で、成績と一番かかわりが強いのが、
「方法」だということ。
そして、学習意欲と学習方法のかかわりが、全ての中で一番強い。
やっぱりそうだったか。
ず~っと不思議に思ってたことが、
このデータのおかげでスッキリ解決した。
長年の塾人の歴史の中で、
やる気はあるけど、なかなか成績が上がらない子、
時間は書けてるんだけど、なかなか成績が上がらない子、
そういう子を少なからず見てきた。
でも、いくらやる気があっても、いくら時間をかけても、
方法が正しくないと成績には表れない、
ということだ。
そして、方法が悪いと成績も上がらないから、
意欲も徐々に下がっていく。
逆に、方法が正しければ成績が上がっていくから、
それに伴って意欲もさらに増してくる。
それだけ「学習方法」っていうのは、
成績を上げていくために一番重要視しなくてはいけない要素、
ということだ。
そして、春アカが一番力を入れてるのは、
この「学習方法」をちゃんと身につけさせること。
正しい方法をね。
具体的にそれが何かっていうのは、
ここのブログにも頻繁に書いてること。
細かいところまでは書き切れてないかもしれないけど、
重要なこと、核となることは全て書き出してるはず。
だから、気になる人は色々と読み漁ってほしい。
あとは、それを日々生徒に落とし込み、
最後は彼らがそれを、
「素直に」受け取って、「丁寧に・真剣に」取り組み始めれば、
セット完了。
実際、これがなかなか難しいんだけど(苦笑)
中には、なかなか素直に受け取れなかったり、
丁寧さや真剣さが長続きしない子もいるからね。
でも、
時間をかけてでもそれはやっていく。
経験上、時間をかければ、
そういう子たちも必ず変わっていく。
何て言っても、妥協や容赦はせずに、
本気で本音でぶつかっていくからね。
時にはめちゃくちゃ叱ることもある。
でもここが、
塾の最も大きな役割である「成績を上げる」ということに最も深く関係していることだから、
妥協したり容赦するわけにはいかないんだ。