【実例をもとに伝えよう】基礎の重要さと有難さ

 

いつも言ってることだけど、

 

勉強は、やればやるほど楽になる。

 

 

もちろん、体系的に1つ1つ丁寧に積み上げていくことが絶対条件だけど、

 

それさえやれば、確実に楽になっていく。

 

 

理由は明白。

 

知ってること、身についてることが増えていくから。

 

 

 

たとえば、こないだのブログに書いた「比較級と最上級」。

 

これは、形容詞や副詞の語尾に「er」や「est」を付ける、ってことなんだけど、

 

ただ付けるだけでない、ほんのちょっとの変化球パターンが、次の3つ。

 

1.原級(もとの語)の語尾が「e」 → rやstだけを付ける。たとえば、large – larger - largest

 

2.原級の語尾が「子音字+y」 → 「y」を「i」に変えてerやestを付ける。たとえば、happy – happier – happiest

 

3.原級の語尾が「短母音+子音字」 → 子音字を2つ重ねてerやestを付ける。たとえば、big – bigger – biggest

 

 

ただこれは、ここで初めて出てくるパターンではなく、既に学習しているパターン。

 

1と2は、規則動詞の「ed」の付け方の変化球パターンと一緒だし、

3は、「ing」の付け方の変化球パターンで一度経験済み。

 

 

だから、このパターンをしっかり身につけられてれば、

 

「あー、あれと全く同じパターンね」ってなる。

 

1と2なんて、ただdをrやstに変えるだけだし、

3だって、ingだったところをerやestに変えるだけ。

 

 

たったこれだけの話。

 

つまり、新しいことを習う前から、既にその答えが分かってる、ってわけ。

 

 

これが、やればやるほど勉強は楽になる、ということのカラクリ。

 

たまたま比較級や最上級を例に出したけど、こんなこと、他にもたくさんある。

 

 

数学を例にとってみても、

中1の最初の「正負の数」や「文字式」でやる計算ルール、

四則演算の順番から始まって、分配法則やカッコの外し方まで細かいところまでを

中1の時にしっかりと身につけてさえしまえば、

中2や中3の計算分野は、

ちょっと複雑で面倒くさくなるけど、

同じことの繰り返しにだからね。

 

 

こういうことって、基礎からしっかりと

体系的に知識を身につけた人にしか分からないことだけど、

一度この、「楽になっていく」という経験、

新しいことを学んでもスルスルと入っていく感覚を知ってしまうと、

 

それはもう、快・感

 

絶対に病みつきになって、やめられなくなるよ。

 

 

だから、基礎を軽んじず、一から体系的に積み重ねていくことが

とっても重要なんだ。