【音読はいつまで?】音読最強説・番外編

 

知り合いの塾の先生のブログに、

 

「音読を卒業するタイミング」についての話があったので、

 

それについての自分の意見を。

 

 

結論から言うと、

 

音読は「ずっとやり続ける」もの。

 

つまり、卒業はない。

 

 

それが英語だったら、なおさらのこと。

 

声に出して読む、つまり、口の筋肉を使うことで、

 

発音は徐々に英語らしくなっていく。

 

それは、口の周りの筋肉が少しずつ

英語にも対応できるように鍛えられていくからなんだけど、

モデルとなる発音を音声教材なんかで耳で聞くのも

同時進行でやる必要はある。

 

そして、それをイメージしながら、その真似をするような感じで、

声に出して読む。

 

それを続けていくと、本当にだんだん英語の発音が良くなってくるのよ。

 

英語発音の自動採点アプリなんかを使わなくてもね。

 

 

アプリとかを使った方がネイティブにより近い発音になっていくのだろうけど、

日本人である以上、ネイティブみたいに発音できる必要は全く無いし。

 

 

 

でも、音読の本当の効果は、もっと別のところにある。

 

 

それは、

 

文章の無意識な読み飛ばしを防ぎ、

書かれてあることの意味を正確に理解するトレーニン

 

になる、ということ。

 

 

黙読だと、読んでいて分からない部分があってそれを無意識に読み飛ばしてしまっても、

それに気付くことが出来ない。

 

つまり、脳内をただ文字だけがスルーしてるという状態に気付けない、ということ。

 

でも、音読をすると、逆にそれが出来なくなる。

 

だから音読の効果は抜群だ、というのは、

いつだかのブログにも書いた通り。

 

 

もちろん、続けていくうちにその音読自体が「作業的」になってしまう可能性はある。

 

意義や目的を考えないでただ続けてると、そういう事態に陥りやすいものだ。

 

だからこそ、その音読をチェックする役割の存在は必要。

 

それは、家族だったり塾だったりね。

 

 

 

それに、音読の上達は黙読の上達にもつながるし、

 

それには上限が無い。

 

 

だから、回数は減っていったとしても音読を「やめる」までの必要は無いし、

たまに音読をするのは脳にとっても良い刺激になる。

 

眠気防止にもなるよ(笑)

 

 

 

ついでに、

音読の質を上げるためにやるといいのは、

 

感情を込めて読むこと。

 

感情を込めて読むのは、それこそ、

内容がちゃんと理解できてないと無理なこと。

 

 

春アカでいつもやってる英語の教科書の音読も、

 

「上手いな」って感じる子は、

 

ちゃんと感情がこもってる。

 

その方が、聞いてる方も断然聞きやすいのよ。