昨日のブログで、英語学習の際の音読効果について書きました。
でも、これ、
実は英語に限ったことではありません。
全ての教科において、音読は実に効果が高い。
文字をただ目で追っているだけだと、
自分でも気付かないうちに、情報が脳内をただ素通りするだけ、
という状態になってしまってることがある。
自分にとって理解不能、馴染みがない内容、言ってることがよく分からない、
という時は、特にね。
国語や英語の長文で、
頑張って読み進めているんだけど、気付いたら内容が全然頭に残ってない、
という経験、一度や二度はきっとあるでしょ?
それがまさに、情報がただ素通りしてるだけの状態。
けれど、声に出して音読すると、
情報はただの素通りが出来なくなる。
それは、嫌でも脳の思考回路が機能して、意味を考えてしまうから。
脳が一生懸命働いて、
たとえそれが簡単には理解できない内容であっても、
過去に蓄積してきた知識や自分の経験をもとにして、
「ああだろうか、こうだろうか」と一生懸命考える。
まさに、脳が活性化している状態。
それに加え、
黙読をしていると見落としてても気付かないことが多いけど、
声に出して一語一句丁寧に読んでると、それを防ぐことができる。
そしてそれも、理解の助けになる。
だから音読は極めて効果的なんです。
一語一句丁寧に、声に出して読んでいくと、理解力は格段に上がる。
たとえ最初はよく分からなくても、
二度三度読んでいくうちに少しずつ分かっってくるようになる。
あなたの脳がフル回転で動いてるんだから、当然そうなる。
人の脳には計り知れない能力があるからね。
このような理由で、
春アカの授業では「声に出して読むこと」を最重要視してます。
特に小学生の国語は、文章を必ず音読。
一語一句正確に、読み飛ばしが無いかどうかを、こちらで厳しくチェック。
そうやって、スムーズに読むことが出来るようになると、
ちゃんと成績も上がるからね。
たとえば、今度中3になる生徒。
最初、小6のときは本当にたどたどしい音読だったのが、
回を重ねるごとに少しずつ上達。
そして、中学生になり、成績は常に上位をキープ。
今や学年一位まで取る勢い。
もちろん本人の努力や成績に対する強い執着心もあるけれど、
これが音読の効果です。