【カギは「思い込み」】「やらない子」を「やる子」にする

 

今まで色々な子を見てきてるけど、

結局、こういうことだと思うんだ。

 

 

「やる子」は、

 

どんな状況であっても、「どうすればやれるか」を考え、それを行動に移す。

 

つまり、最初から「やる」ことにフォーカスしてる。

 

 

「やらない子」は、

 

やる前から「出来ない」と決めつけ、「出来ない理由」を探し、結局、やらない。

 

つまり、最初から「やらない」ことにフォーカスしてる。

 

 

 

極論かもしれないけど、あながち間違ってないと思う。

 

 

 

たとえば、次回の授業までに少し多めの宿題を出したとする。

 

それでも、やってくる子はちゃんとやってくる。

 

そういう子は、きっと「やるのが当たり前」だと思ってるし、

「自分にはそれができる」という自信もあるのだろう。

 

だから、もちろん、全くの手付かずなんてことは絶対に無いし、

たとえ100%ではなくても、やり切ろうと努力した痕跡はちゃんと見ることができる。

 

 

かたや、やってこれない子。

 

そういう子と話をすると、「そもそもやれるわけがない」という気持ちが見え隠れしてる。

 

きっと今までそうやってきたのだろう。

 

だから、「できるわけがない」と、やってもないのに

最初から自分の能力に制限をかけてしまってる。

 

 

でもね、それって誰がそう決めたの??

 

自分で勝手に思い込んで、そう決めつけてるだけじゃない??

 

 

 

こういう風に自分の能力に制限をかけてしまってる子は、

実は少なくない。

 

でも、これは彼らだけを責められない。

 

おそらく今までの人生の中で、

知らず知らずのうちに自信を削がれ、

「自分には出来ない」と嫌でも思い込まされてしまうような経験が

あったのだろう。

 

 

もしかしたら、単なる自分の怠慢がそうさせたのかもしれないけど、

 

それだけとは限らない。

 

 

周りの大人たちの言葉による影響も、きっとあったに違いない。

 

「そんなの無理に決まってるでしょ」

 

「また出来なかったの?」

 

こういう言葉、自分もいつも注意してるけど、

ついうっかり言ってしまうこと、1回や2回の話ではない。

 

でも、そんな何気ない一言が

子供たちの「負の思い込み」の原因になってしまう。

 

大人たちの言葉って、何だかんだ、子供にとっては影響大だからね。

 

 

 

こういう子たちに対しては、

まず、その「思い込み」を解くことから始める。

 

これがある限り、何をやっても結局元に戻ってしまうから。

 

 

この方法は色々あるのだろうけど、

自分は、むやみに同情などしない。

 

その思い込みが間違ってるのだから、

まずそれをハッキリと伝える。

時に厳しい口調になることもあるし、

「甘えてんじゃねーよ」って叱ることもある。

 

けれど、最後に必ず伝えてることがある。

 

それは、

「誰が何と言おうと、あなたにはそれが出来るってこと、俺は知ってる。だから、俺を信じろ。」

 

ということ。

 

 

まあ、ここに至る前に、

そもそも本音で話せる関係を構築しておかないといけないけどね。

 

 

こうやって、その子が思い込みの殻をぶち破り、

少しずつ良い変化を見せ始めてくれた時は、

もうね、言葉には表しがたい、感動にも似た感覚よ。

 

人ってやっぱり変われるんだな~。自分も頑張ろ!

 

って思わせてくれる。