多くの中学生や高校生がぶつかるであろう、部活と勉強の両立問題。
本人よりも保護者の方が気を揉むかもしれないね。
実際、両立がちゃんと出来てる子と、全く出来ていない子がいる。
その差は歴然。
では、いったい何が違うのかというと、「覚悟」。
本当に全然違って、その差は天と地ほどかけ離れてる。
まず見てて分かるのは、両立がちゃんと出来ている子は、
部活にも勉強にも全力で、真剣に取り組む。
だから、部活でも良い結果を出している子が、意外にも多い。
もちろん、勉強の方もね。
ただ、ダラダラとやってはいないのよ。
今、自分がどうすべきかを、あらゆる場面でちゃんと考えることが出来ている。
そこにちゃんと、「自分の強い意志」が存在してる。
当の本人には自覚が無いかもしれないけれど、
傍から見ればちゃんと分かる。
そして、これが最も重要なことなのだけど、
勉強が出来ないことを部活のせいには、絶対にしない。
「部活が忙しかったから」、「部活で疲れたから」という言い訳を、絶対にしない。
もちろん、こちらは百も承知してるよ。
実際のところは、忙しくて時間があまり取れなかったり、
ヘトヘトに疲れてる、なんてことは、普通にあることを。
でも、それを絶対に言い訳に使わない。
だから、授業中に睡魔に襲われても、目をバキバキにしながら睡魔と戦ってる。
宿題を、100%やり切ることは出来なかったとしても、全く手付かずなんてことは、絶対に無い。
そういうことが、当たり前に出来ている。
それくらい、強い覚悟が出来ている。
そしてもう一つ重要なのは、保護者の方の理解と覚悟。
部活でヘトヘトに疲れてる我が子を見て、つい「休ませてあげたい」という気持ち。
これは当然のことでしょう。
でもそこで、
「今日ぐらい塾を休ませてもいいだろう、振替も出来るし。」
と思った時点で、
部活と勉強の両立を阻止し、そこから遠ざけることになります。
そういう施しを受けた子供は、
「疲れたら勉強を休んでもいいんだ」という理解をするからね。
こちらの思惑とは全く違って。
でも、子供とはそういうもの。
だから、保護者にも強い覚悟が必要なのです。
そもそも部活は、強制ではない。
それなのにわざわざそれに参加してるんだから、
それで時間的体力的にいくら大変なことになろうと、
それは本人の自己責任。
嫌だったらやめればいい。
もしくは勉強をやめるか。
どうするかは、本人が決めること。
「その場が良ければ良し」ではなく、将来のことまで真剣に考えながらね。