【新中2・新中1生、必見!】埼玉県公立入試が変わります!

 

4月から中2、そして中1になる子たちは、

県立高校の選抜方法が変わるので注意です。

 

 

具体的にどう変わるのか。

 

まずは、今の中2から。

 

今の中2が受ける入試は、変更点はほとんど無く、

たった一つ、

部活動の取り扱い方が変わります。

 

 

今まで部活動は、調査書(内申書)の「特別活動の記録」のカテゴリーだったのが、

この年は「その他の項目」のカテゴリーに移動。

 

これは何を意味するかというと、

おそらく、部活動の重要度が低くなります。

 

理由は、ほとんどの高校において、

「特別活動」よりも「その他」の方が満点が低いから。

ここの配点も見直すとは言ってるけれど、

おそらく大きな変化は無いでしょう。

 

 

うん、これは極めて良い傾向。

 

部活はほどほどに。それよりも、勉強との両立をちゃんとしなさい、という

県の教育局からのメッセージに受け取れます。

 

 

 

そして、今の中1から。

 

この年から、大きな変化があります。

というか、ここが最終目的地で、前年の(新中2の)入試は、その移行措置の扱いでしょう。

 

 

その具体的な内容は、

 

1.受検生全員が「自己評価資料」を提出し、それを元に全員に面接を実施

 

2.調査書の中身を、学習の記録(9教科5段階の評定)のみにする

 

の2つです。

 

 

うん、これは非常に面白いし、興味深いし、極めて良い変更。

 

今の「特別活動」や「その他の項目」の点数化は、

何を基準にしてるのかがさっぱり分からず、闇の中。

それが一切無くなって、明らかに客観的に数値化される「学習の記録」だけになった。

 

こんなにクリアで公平な評価は無いでしょう。

 

そして、数値化が難しい、というかある意味不可能な、「特別活動」や「その他の項目」は、

自分の言葉でしっかりと表現させる。

そして、そこに嘘はないか、良く見せようとして話を盛ってないかを、

面接でしっかりと確かめる。

 

 

これは、選抜試験のあるべき姿、と言っても良いんじゃないでしょうか。

 

 

たった一つ、とっても危惧されることは、

これでまた、多くの塾さんたちが、

「やれ自己評価資料対策だ、やれ面接対策だ」と言って、

必要以上に不安を煽って間違った方向に生徒や保護者を進ませやしないか、ということ。

 

これで私腹を肥やそうと企んでるような塾さんも、中にはあるからね。

 

 

実際のところ、自己評価資料は、

それに向けて何かを対策しようとしても意味無いです。

 

勉強にしても、部活動にしても、英検なんかにしてもそう。

自分がそれに向けて、どのような気持ちで、どのように真剣に取り組んできたのか。

そして、その取り組みを通してどんなことを学んだのか。

それを経験した今、これから自分は何を目指していきたいか。

 

などを、自分の言葉で表現できれば良し。

だから、大切なことは対策云々ではなく、

「何事も自分の意思で真剣に取り組むこと」と、「言葉を使って表現する力」。

この2つだけ。

 

県の教育局も、

自己評価資料は面接を行うときの補助的な資料となります。文章の上手い下手や多い少ない、部活動等で収めた結果や文字の上手い下手は評価に関係ありません。

って公式に言ってる。

 

これはつまり、へたな対策をしたって意味無いですよ、ってことでしょう。

 

 

面接に関しても、

中学校3年間での自分自身の取組を、自分の言葉で表現してもらいたいと考えています。

 

と公式に言ってるので、特別な対策は必要ないでしょう。

 

 

だから春日部アカデミーでも、特別な対策はしません。

やっても意味が無いからです。

 

それよりも、日々勉強に真剣に取り組ませる指導の方が、よっぽど重要。

そして、これからその重要性がますます増してくる、ということです。

 

 

「こんなこと、中学生に本当に出来るの?」と思ったあなた。

 

大丈夫です。中学生の力を見くびってはいけません。

我々大人たちが、その力をちゃんと引き出してあげればよいだけのことです。