英検(2022年度第2回目)

 

こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。

先日の日曜日は今年度第2回目の英検でした。

春日部アカデミーは英検の準会場になっているので、

今回も、この日のために勉強してきた生徒たちが受けに来ました。

 

前回、第1回の時はライティングの問題について書いたので、

今回は別の視点から書いていきたいと思います。

 

英検合格のために最も必要なもの。それは「語彙力(単語と熟語の知識)」です。

そのため、英検対策講座を受講してくれた生徒たちには旺文社のパス単を使い、単語の暗記を毎週宿題にしています。

その際、その単語や熟語の「意味」だけではなく、例文を見て覚えるようにさせてます。その方が問題を楽に解けるからです。

 

そして、暗記のチェックを毎回の授業で行っていきます。

英検では、正しいつづりで書くことよも意味が分かることの方が重要なので、

赤文字で書かれた日本語の部分を赤シートで隠し、それを口頭で答えさせていきます。

この時、すぐに意味が言えなかったらアウトです。英語を見て反射的に意味が答えられないと、実際のテストで役に立たないからです。

 

英検対策講座ではこのようにして語彙力を鍛えていきます。

 

 

実際の英検のテスト問題は、どの級も大問1が語彙および文法の問題です。

ただし、文法問題は最後の数問しかないので、実質的には「語彙の問題」と言えます。

 

問題数は、級によって異なりますが、15~20問です。

長年の経験から、ここで3分の2以上取れればほぼ合格です。つまり、この大問1が合否を決めるバロメーターになるわけです。

しかし、たまに、大問1が半分程度しか取れていないのに後半の長文問題でほぼ全問正解して合格を勝ち取る生徒もいます。そういう子には本当に驚かされます。

 

 

英検にはもう一つ、リスニング問題の量が多いという特徴もあります。

多いといってもTOEICTOEFLほどではありませんが、約30分の間ずっと英語の問題を聞き続けるのは、多くの子たちにとってハードなものであると思います。リスニング問題は、英語を聴く能力と30分間集中し続けるスタミナの両方が必要になってくるのです。

 

とは言っても、もちろん土台となるのは「聴く力」です。これは短期間で身に付くものではありません。普段からのトレーニングがとても重要になります。

 

ただ、嬉しいことに、今回ここで英検を受験した生徒のほぼ全員がリスニングの正解率「70%以上」、さらに対策講座を受講してくれた生徒の平均正解率は「77%」でした。

これは、日頃からの音読指導やオンライン英会話のオレコの成果と言って間違いないと思います。

これからも継続し続け、今の力にさらに磨きをかけていってほしいと思います。

 

 

3級以上の受験者は、今回の一次試験が合格したら約1ヵ月後に二次試験です。これは面接形式で行われるスピーキングの試験です。

これに向けての対策もしっかりと行っていくので、ぜひ楽しみにしていてほしいと思います。

 

 

 

10月も中旬となり、季節はもうすっかり秋です。皆さんは「秋」といえば何を思い浮かべますか?

今回はそんな、秋にちなんだ表現を紹介します。

 

A lot of people travel to mountains to enjoy viewing autumn leaves.

(多くの人々が紅葉狩りをしに山へ出かけます。)

 

秋と言えば紅葉の季節です。英語では、「紅葉」は「autumn leaves」または「fall leaves」と言います。どちらも直訳すると「秋の葉」となります。なんだか風情が無いですね。

さらに、紅葉を楽しむ紅葉狩りは「enjoy viewing autumn(fall) leaves」。直訳すると「秋の葉を見ることを楽しむ」です。ただ事実を伝えるだけの無味乾燥な表現だなと思ってしまいます。

こうしてみると、日本語というのは味わいが深くて美しい言葉なんだなということを改めて実感させられます。皆さんは紅葉狩りに行かれますか?

それでは、次回もお楽しみに。