ここのところ英語についてのことを書いていないので、
今回は久々に英語をテーマにして書いてみようと思う。
最近はもうすっかり当たり前になってきた「ライティング」、
つまり、ちょっと前の呼び名で言うと、
自由英作文や条件英作文について。
ライティングはスピーキングと違って、
伝える内容を頭の中で考えてから発信できる。
この時、英語と日本語のどちらで考えるかというと、
我々は日本人なのだから、当然「日本語」ということになる。
我々は日々、日本語によって思考してるからね。
そして、まずはここが第一関門となる。
伝える内容を日本語でちゃんとまとめられるかどうか。
慣れてない子だと、意外とここでつまずくことが多い。
そういう子たちには、まずは箇条書きで書き出させて、
それを、ちゃんとした構成にまとめさせる。
ここがしっかり出来てないと先に進めないから、
一番重要なプロセスなんだけど、
もう気付いてるよね?
これは「英語」ではなく、「国語」の世界。
伝える内容を日本語でまとめられたら、
あとはそれを英語に変換していくだけ。
具体的には、まずは日本語の文を英語の語順に合わせて並び替える。
たとえば、
「私は次の日曜日、友達に会いに東京に行きます。」だったら、
私は/行きます/東京に/友達に会いに/次の日曜日に
って感じに並べ替えて、1つ1つのパートを英語に変換していくと、
I / will go / to Tokyo / to see my friend / next Sunday.
という文が出来あがる。
それを一つ一つやっていくだけ。
もし、自分の英語の知識ではうまく英語に言い換えられない場合は(語彙力が足りないとかで)、
自分の知識で言い換えられるように、日本語の方を変換する。
たとえば、
「私は友達に勧められてこのドラマを見てみることにした」
これを英語にすると、
I decided to watch this drama because my friend recommended it.
みたいになるけど、
これがうまく英語に出来ないってときは、日本語をこう変えてみる。
「私の友達は「このドラマはとても良い」と言った。だから私もそれを見た。」
これを英語にすると、
My friend said, “This drama is very good.” So, I watched it, too.
ってなって、語彙レベルも比較的簡単なものになる。
ただ、結局これも、出来るかどうかは国語力の問題。
【結論】
英語のライティングが出来るようになるためには、国語力も必要。
もっともこれは、ライティングに限った話ではなく、
英語、というか言語の学習全般に言えることだけどね。