こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。
来年度から、英検の問題形式が一部新しくなります。
対象となる級は3級以上で、ライティング(英作文)の問題がリニューアルされます。
気になる変更内容ですが、
今までは1題だった問題数が2題に追加される。つまり、ライティングのウエイトが増す、ということです。
受ける側にしてみたら、負担が増してありがたくない変更かもしれませんが、
個人的には、これは歓迎すべき変更だと思います。
英語を学習している以上、
発信力(自分の考えなどを英語で相手に伝える力)もしっかりと身につけるべき。
しかも、同じ発信力でもライティングはスピーキングと違って周囲の環境に左右されにくいので、
日頃の学習やトレーニングがより正確に評価されやすい。
これを、英検協会が後押ししてくれるというのは、
日本中の英語学習者にとって「チャンス」ととらえるべきです。
と同時に、教える側の力量も試されます。
いかにしてライティングに対しての心理的ハードルを下げるか、
そして、日本語で考えた自分の考えをどうやって英語に置き換えるか。
教える側はこれが臨機応変に出来ないといけません。
そう考えるとワクワクしてきます。
なぜなら、私がライティングの指導でずっとやってきたことだからです。
ライティングが心配な人は、ぜひお手伝いをさせて頂きたいです!
ところで、追加になる1題がどのようなものなのかというと、
1級、準1級、2級は、「要約」の問題。
英語の文章を読み、その内容を要約して~~語程度の英文(語数は級によって異なります)にまとめなさい、というもの。
大学入試に役立ちそうな内容です。
準2級と3級は、「Eメールの問題」。
これは何かというと、受け取ったメールへの返信メールを~~語程度の英文(語数は級によって異なります)で書きなさい、というもの。
実はこれ、埼玉県の公立高校入試の英語の問題(学力検査版)の大問5と、『全く同じ形式』です!
こんな偶然があっていいのでしょうか。
これはラッキー以外の何物でもないでしょう。
埼玉県の中学生には、これを機に、英検3級or準2級に全員に挑戦してほしいと思います。
リニューアルの内容は他にもいくつかあるのですが、
大したものではないのでここでは触れませんでした。
興味のある方は、ぜひ英検協会のHPで確認してみてください。
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf
来年度からの英検が楽しみになってきました。