習慣化の話②

 

こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。

 

先日、習慣化の話をしました。

少ない時間でも良いので「毎日必ずやる」ことが習慣化につながる、という話です。

 

何か一つのことを習慣化していこうとするときに、

最も重要なのはもちろん、本人の強い意志です。

 

しかし、それをずっと同じ熱量で維持し続けるのは容易ではありません。

習慣化を阻害する要因も多いのです。

 

その要因とはたとえば、なかなか結果が出ないという苛立ち。

結果が出ないと心が折れそうになります。

しかし実際、結果はすぐには出ないもの。それを心に刻み、自分を信じて続けていく。

そうすれば結果は必ずついてきます。

 

要因その2.それは、周囲の雑音です。

周りの人達が、こうした方がいい、ああした方がいい、これは良くない、あれは良くないと、

色々と言ってくることがあります。

もちろんその中には、聞き入れた方がいいことも多いでしょう。

しかし、全てを聞き入れようとすると混乱してワケが分からなくなってしまう、

ということもまた事実。

これにより、習慣化が阻害されてしまう可能性もあります。

周りの人達は、時には、黙って見守るというのも必要なこと。

それで仮に本人が失敗したとしても、その失敗から何かを学べれば、

それは本人のためになります。

 

 

さて、これらが習慣化を阻害する要因だとしたら、

その逆のことが「習慣化を後押しする要因」になります。

 

たとえば、結果が出始めること。

自分の努力によって得られた結果は、自分を強く後押ししてくれるものです。

 

そして、周りの人達が本人を後押しするような言葉を多くかけてあげること。

 

「毎日頑張っていて、すごいね」、「少しずつ出来るようになってきてるね」という言葉がけ。

言い換えれば、「承認」ということ。

先日テレビである有名芸能人が、これを「賛辞」と表現していました。言い得て妙です。

彼は、この周りからの賛辞が自分を一番後押ししてくれていると話していました。

 

よく、「勉強を楽しいと思えれば自分から進んで勉強するようになる」と言いますが、

最初から「楽しい」と思えないこともあります。

楽しいと思える前に乗り越えなくてはいけない山もあるのです。

まずはそこを乗り越えないと、その先に進めない。習慣化にもなりません。

これを可能にする大きな力こそ、周りからの後押し、承認、賛辞なのだと思います。