こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。
先週、11月の北辰テストの結果が返ってきました。
今回も生徒たちは頑張ってくれました。
次回は年内最後の北辰です。ここまでの努力の成果が出ると信じています。
さて、一昨日の11月23日は、「ゲームの日」なのだそうですね。
私は今まで知りませんでした。
そこで今回は、子供たちとゲームの関係について書いていきたいと思います。
「子供がゲームにのめり込んで勉強を全くしない。」
こういう悩みをお持ちの親御さんは、きっと多いと思います。
これは私が塾の業界に入った頃から、いや、多分もっと前から、
多くの親御さんたちが頭を悩ませてきたであろう問題です。
子供の立場にしてみたら、ゲームにのめり込んでしまう気持ちは分かります。
だって、楽しいですから。
私も昔、「ファイナルファンタジーVII」にどっぷりハマり、攻略本を片手に完全クリアを達成させたり、
高校生の頃は部活帰りに友達とゲームセンターに立ち寄って「テトリス」に没頭したこともあるので、
ゲームの面白さや奥の深さは本当によく知ってます。
気分転換やストレス発散になるのも確かです。
ただ、やはり「のめり込みすぎ」は良くないですね。
生活の中心がゲームになってしまうと、まず生活サイクルが乱れ始めます。
夜中にゲームに没頭してしまうので、昼夜が逆転してしまいます。
昼間、学校や塾で眠くなってしまい、まともに起きていられなくなってしまったら黄色信号です。
何かしらの策を講じなくてはいけません。
ここから先は私の意見ですが、
まず最初は「話し合い」をして、親も本人も納得するルールを決めて、それを守らせることです。
そうすることで自己管理能力が身につき、それが勉強面でも良い効果をもたらす、という考え方もあるようです。
詳しくは、こちらのネット記事に書かれてます。
https://www.asahi.com/edua/article/14382712
この記事は他にもとても興味深いことが書かれており、
たとえば、「ゲーム自体には依存性はなく、ゲームに依存するかどうかは環境によるところが多い」というようなことも書かれています。皆さんもぜひ一度お読みください。
話し合いをしてもうまく行かなかった場合、または自分で決めたルールを破ってしまった場合は、次の段階に進むしかないと思います。つまり、「強権発動」。ゲーム機の取り上げ、ペアレンタルコントールによるスマホの制限、などです。
あくまでも最終手段にしたいことですし、慎重にやらないとかえって逆効果かもしれませんが、
これにより、生活習慣だけでなく勉強に対する取り組み方も大きく改善された子たちを
実際に私も見てきました。
これをやる時に注意したいことは、まず予告をすることだと思います。
「一緒に決めたこの約束をもし守れなかったら、やるよ」という感じです。
本当はここまでしたくはない、ということを一緒に伝えてもいいかもしれません。
そして重要なのは、
変化が表れてきたら、たとえそれがどんなに小さなことであっても、
ゲームにどっぷりハマる前は普通に出来てたことであっても、
それに気づき、認めて褒めてあげることだと思います。
そうやって少しずつ、「ゲームをしなくても嬉しいことがあるんだ。ゲームの他にも楽しいことがあるんだ」と感じてもらうことが大事なのだと思います。
時間のかかることかもしれませんが、最後は子供を信じ続ける力がきっと勝つと思います。
今回は子供たちとゲームとの関係について、私の考えを書いてきました。
「ゲーム=悪」ではありませんが、付き合い方を少し間違えるとこの上なく有害な存在になる。それが「ゲーム」だと思います。
今回の記事が皆さんのお役に立ってくれたら幸いです。
今回は、記事の内容に沿った内容で、一つ表現を紹介します。
Playing games too much will do you harm.
(ゲームのやり過ぎは君にとって有害だ。)
「do 人 harm」で「(人)に危害を与える。(人)にとって有害である」という意味です。
harm は「(精神的・肉体的・物質的な)害」という意味です。また、do は普通「~をする」と訳されますが、こんな使い方もあるのです。文の構造としては、中2で学習する「give 人 もの ((人)に(もの)を与える)と同じです。
また、ちょうど反対の意味の表現として、「do 人 good」という表現もあります。「(人)に良いことをする」。なんだかストレートで良いですね。ちなみに、「(人)のためになる。(人)の利益になる」と訳すことが多いです。
Playing games will do us good. ゲームとはこのような関係になりたいですね。
それでは、次回もお楽しみに!