【どう立ち向かう?】中2・3月の北辰テスト

 

今日は中2生の北辰テスト。

春日部アカデミーの中2生は、全員が初めての北辰テストです。

 

 

これから中3になったらほぼ毎月北辰テストがあるけど、

今回はその前哨戦。

初めての会場、周りには知らない子がたくさん、どんな問題が出るのかも分からない。

そんな初めて尽くしの中で、

みんな緊張しながら受けていることでしょう。

 

 

いつものことだけど、今回の北辰テストに向けて、

「どうやって勉強すれば良いですか?」という質問を

本人や保護者の方からたくさん受けました。

 

いかに北辰テストを重要視しているかという気持ちの表れ。

または、不安の表れかもしれない。

 

どちらにしても、当然の質問ですよね。

 

 

この質問への私の答えは、ただ一つ。

 

「今回の北辰に向けての勉強は必要ありません。むしろ、しない方がいいです。

 

 

なぜなら、特に今回の北辰の目的は、

「自分の現状、現在地を正しく知るためのもの」だから。

 

ここでどういう結果が出たかを元に、

結果と言っても、点数や偏差値だけではなく、

むしろそんなものはあまり重要ではなく、

どのような答案をしたか、という結果を元にして、

これから高校受験に向けて何をどのように進めていくかを

見極めていくための重要な資料となるのが、

今回の北辰テストなのです。

 

だから、直前に焦って余計なことはしない方が良い。

やったところで、結果はあまり変わらないし、

逆に正しい現在地が出なくなる可能性もある。

そっちの方が危険です。

 

 

健康診断の前に頑張ってダイエットしても無駄でしょ?

エストを計る時にお腹を引っ込めてもダメでしょ?

 

それと一緒です。

 

 

それに、実は北辰テストは範囲があって無いようなもの。

基本的に、少し前まで学習した内容の全てが範囲だからね。

実際に範囲表を見れば一目瞭然。

 

 

 

そして、最後にこれはとても重要なことなのだけど、

 

ある特定のテストに向けて、そのためだけに勉強をするというやり方は、

いずれどこかで、必ず破綻します。

 

もし高校入試前にそうなったら、それはむしろラッキー。

入試前に改善できるからね。

 

こわいのは、

このやり方でも入れてしまう高校が意外と多い、ということ。

 

でも、高校に入ったら間違いなく、

このやり方では破綻します。

量がとてつもなく増えるので、このやり方ではとてもじゃないけど捌ききれない。

 

 

だから、普段からちゃんと学習を積み上げていかないといけないのです。

まずは、基礎から。基礎は何度も繰り返して、体に馴染ませる。

そして実戦演習。

基礎がちゃんと固まっていれば、実戦は経験値。

 

 

結局ね、「時間をかけて量をこなすことが最も重要」ってことなのです。