こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。
春日部アカデミーでは定期テスト前の土日を使って「定期テスト対策勉強会」を行っています。
(今のところ、対象は近隣の公立中学生とさせていただいてます。)
この勉強会の目的は、以下の2つ。
1.テストの必要な基礎知識(重要語句)の完全暗記。
2.長時間学習に耐える体力、集中力を身につける訓練。
まずは、1の「重要語句の完全暗記」について。
これは具体的には、英語・理科・社会に特化してテスト範囲の重要語句のテストを作り、
パーフェクトに解けることを目標にして解き進めてもらいます。
当たり前ながら、学校ごとに範囲が違うので、テストも学校ごとに違ったものになります。
進め方は、まず最初に一通り解いてもらいます。
この時(というか、この後もずっと)、テストに直接書き込むのは禁止です。ノートにやらせます。
この時に注意することは、分からないものや少し考えても答えが出せないものは、
飛ばして次に進むこと。
そして、答え合わせの時に正解を確認し、その問題に赤×をつけておき、
もう一度覚え直してその問題を後から何度も解くのです。
一生懸命思い出して正解が出せるのは、それはそれで素晴らしいことではあるのですが、
重要語句はあくまでも「基礎知識」。
問題を見てパッと正しい答えを出せる状態にしておかないと、
実際のテストで生かすのは難しいです。
覚える段階に入ったら、ただ見るだけで覚えようとするのはダメです。
このやり方は、短期的には覚えられてもすぐに忘れてしまいます。
手を使って書き、(できれば、小さい声でもいいので)声に出して読む。もしくは、少なくとも頭の中で黙読はする。
そうやって、体全体を使って脳に刻み込んでいくのです。
実際に脳にガリガリとペンで書きこむのをイメージすると、なお良しです。
一通り覚えた後は、問題をもう一度解いてみる。
もしまたそこで間違えてしまったり、答えがすぐに出てこなかったら、
もう一度覚え直し。その繰り返し。
こうして何度も繰り返し解いていけば、最後には必ず完全に覚えることができます。
暗記に最も重要なことは、「何度も繰り返しやること」。
その気になって何度も繰り返せば、必ず覚えることができます。
覚える前に諦めたり途中でやめてしまうのは、一番もったいないことです。
次に、「長時間学習に耐える体力」の話です。
テスト対策勉強会は、「80分の集中学習(1ラウンド目) → 15分の休憩 → 80分の集中学習(2ラウンド目)」という流れで行います。
生徒は80分間、集中して勉強に取り組みます。
教室の中はちょうどよい緊張感が漂い、みんな黙々と集中して目の前の課題に取り組んでます。
そのような環境なので、集中して勉強「しない」方が、逆に疎外感を感じてしまう。
少し集中力が切れかけてひと息つきたくなっても、またすぐに勉強に戻らないと、
逆に周りから浮いてしまう感覚に陥る。
環境の力って、本当にすごいです。
そのような環境で学習するので、嫌でも集中力の訓練になります。
これも勉強会の大きな目的、意義です。
実際のテスト本番の日は、1日に4~5教科がまとめて行われます。
そのため、集中力が持続しないと最後まで実力を発揮することができません。
いつもなら普通に解ける問題でも、本番になると出来なくなってしまうのです。
集中力が持続しないと。
これはとても重要なことなので、
このような勉強会のような機会を設けて集中力のトレーニングをしているのです。
一人ではなかなか難しいですが、
環境の力を借りれば上手くいきます。