少し前の話になるけど、
テレビで「ギフテッド」と呼ばれる子たちの特集を見ました。
ギフテッド。
皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。
改めて調べてみたら、
「先天的に高い知性や共感的理解、倫理観などを持っている人のこと」だそうです。
また、「生まれつきの特性であり、早期教育をすることで得られるものではありません」とも。
そんな特別な才能を持ってる子たちのことなんて、全く興味が無いのだけれど、
ついつい流れで見てしまいました。
歌が上手い子、ダンスが上手い子、運動神経が並外れた子、
音楽的才能がすさまじい子、記憶力がハンパない子、
色々な子たちが出てて、
最初は何の気なしに見ていたのだけれど、
見ていくうちに、彼らの中にある共通点があることに気付きました。
そして思いました。
この子たちをギフテッドたらしめる本当の所以は、これだと。
それは何かというと、
彼らは誰一人として例外なく、全員が、
「めちゃくちゃ努力をしている」ということ。
1日4~5時間とかね。多い子はもっと多い。
もうね、ハンパない努力よ。
しかも彼らはそれを、「努力」とは思ってない。
いや、もっと正確に言うと、
自分にとって必要なこと、当たり前のことだと思ってる。
だから当たり前のように、毎日続けられている。
そして、さらに重要なことは、
その時間のほとんどは、基礎のトレーニングに充てられている、ということ。
彼らは、基礎がいかに大事であるかを分かっているのです。
そして、その基礎力は一度身につけたらOK、ではなくて、
少しでも練習を怠るとすぐに落ちていってしまう、ということも。
そう、彼らは、自分の能力を最大限に生かし、
いつでも最高の状態でいられるようにするために、
傍から見たらめちゃくちゃハードな努力をしている。
これこそが、彼らをギフテッドたらしめる一番の所以でしょう。
いくら優れた能力を持っていたって、
それを磨く努力をしなければ持っていないに等しい、ということです。
さあ、これを、勉強に置き換えて考えてみようか。
いつも言ってるけど、
勉強は、特に「学校の勉強」は、
特別に高い能力を必要とはしません。
そのかわり、努力はめちゃくちゃ必要。
今これを読んでる君達は、
そして、保護者の皆さんはご自身のお子様たちは、
既に「能力」は持っていると言っていいです。
自分では気づいてないかもしれないけれど、
これは断言してもいい。
あとは、努力でその能力を磨いていくだけ。
生半可な努力ではダメだよ。
最初はツラくて嫌になるかもしれない。
いや、きっとそうなるでしょう。
でもそれを乗り越えた先には、
まだ見たことが無い景色が広がってるから。
自分の成長を肌で実感することができるから。
「自分ってスゴイ」って、絶対に思えるから。