【自分の能力を見くびるな】苦手教科がある君へ

 

まず最初に言っておくよ。

 

 

苦手教科は、必ず克服できます。

 

 

もちろん、簡単なことではないし、そこには必ず苦労が伴う。

きっと逃げ出したくなるほどの苦労。

「試練」と言ってもいい。

 

 

具体的に何をすればいいかって?

 

それは、いたって簡単。

 

ただひたすら、基礎を積み重ねる。

 

毎日毎日、時間と量を決めて、

それを欠かさずやり続ける。

 

一度に多くをやろうとしてはいけない。

それをやろうとすると、最初はいいけど、

そのうち疲れて、嫌になって、結局続かなくなる。

 

毎日毎日、紙を一枚ずつ積み重ねていく感じで続けていく。

 

一枚の紙は薄いけど、積み重ねていけば分厚くなって、

重量感もめちゃくちゃ増すでしょ?

 

それと同じこと。

 

 

やらない日を作ったらいけないよ。

一日でもやらなかったら、

せっかく積み重ねた紙がどこかに飛んでいってしまうから。

 

 

そして、やる時はもちろん、集中して取り組む。

 

作業的にこなすだけでは、やらないのと一緒。

「理解」と「習得」のプロセスを、ちゃんと踏んでいくんだ。

 

どうしても一人では理解できないことがあったら、

というか、苦手教科である以上、最初はそういうことがほとんどかもしれないけど、

そのときは必ず、頼れる指導者に頼ること。

 

そうしないと、なかなか先に進めなくなる。

それはやがて継続がストップしてしまう可能性を意味する。

 

だから、あなたを正しく導いてくれる人に頼ること。

 

正しく導いてくれる人とは、

あなたの今の現状を正しく理解し、それに合わせて必要なことを簡潔明瞭に教えてくれる人。

そして、その先の進み方をちゃんと示してくれる人のこと。

 

ここの人選も、かなり重要なポイントだね。

 

 

そうやって、日々の努力を丹念に積み上げていってごらん。

 

大変なのは最初だけ。多分、めちゃくちゃ大変。

けど、気付いたら、分かることや出来ることが増えている。

それによって自分の成長を感じることができる。

そして、自分に自信がついてくる。

 

 

 

さあ、ここまで読んできて、どう思ったかな?

 

 

「よし、やってやろう」と思った?

 

うん、いいね。あなたは既に、苦手教科克服の最初の一歩を踏み出せてます。

思い通りにならないこと、途中で投げ出したくなることも、必ずあるけれど、

今のその気持ちをずっと忘れないでいて。

 

 

「自分には出来るわけない」と思った?

 

うん、その気持ちはよく分かる。

だって、いかにも大変そうだし、無理じゃんって普通に思うよね。

 

でもね、無理だと思った瞬間に試合終了だよ。

きっと、今まで経験から「無理だ」と思ってしまってるんだと思うけど、

それはそう思い込まされてただけ。

今まであなたの勉強の指導に関わってきた大人たちによってね。

 

いつも言ってるけど、勉強には特別な才能は一切必要ない。

だから、自分の能力を見くびらないで。

 

 

 

最初は大変だけど、続けること。

とにかく、何があろうと続けること。

 

そうやって乗り越えた先には、

今まで見たことがない景色が広がってるよ。

 

それは、苦手教科克服なんてものよりも、

ずっとずっと価値があるもの。

一生の財産になると言ってもいい。