ここに4つのパターンがあります。
1.一生懸命努力をして、望みをかなえた。
2.たいした努力をせずに、望みをかなえた。
3.一生懸命努力をしたが、望みをかなえられなかった。
4.たいした努力をせずに、望みもかなわなかった。
この中で一番うれしいし、一番価値があるのは、もちろん1番。
そして、4番は当然の結末を迎えただけの話。
では、2番と3番では、どちらが良いか。どちらが価値があるか。
それは、断然3番!
望みをかなえられた2番の方が、もちろん嬉しいし、
結果だけ見たらこっちの方が良いのかもしれない。
だけど、努力をせずにかなえた結果なんて、何の価値もない。
むしろ、努力の価値を学べなかったということは、
これから先の人生において、大きなマイナス。
大きな汚点にすらなる。
それを考えたら、3番の方が圧倒的に価値のあること。
時にそれは、1番よりも価値のあることなのかもしれない。
だって、望みをかなえられなかった悔しさは、
自分を成長させる大きな起爆剤になるから。
だからね、ハンパな努力で望みをかなえようとしてはいけない。
望みをかなえたいなら、日々の努力を丹念に積み上げていかないといけない。
それをせずに望みをかなえたって、そんなもの、何の意味も無い。
もし子供たちにそれをさせようとしている大人たちがいたら、
努力は大変だからとか言って、
ろくな努力をさせずに望みをかなえさせようとしている大人がいたら、
それはもう、「罪」です。
罪名は、「子供の成長阻止罪」。
もし望みをかなえたいなら、
苦手な教科を克服して成績を上げたいなら、
第一志望校に合格したいなら、
英検や数検や漢検に合格したいなら、
それに見合った努力はしっかりと積まないといけません。
それ無しで合格しても、そんなもの、何の価値もない。
え?英検合格は受験に有利だから価値がある?
うん、たしかに。
けど、そんなもの、受験が終わったらそれでおしまいよ。
大切なのは、結果よりも、
それに向けていかに努力を重ねられてきたか、だから。
それこそが、価値のあるもの。
あなたの貴重な財産になるのです。