昨日は、「英語の読解力を高めるための「国語」」のあとに、
「英語リスニング・ライティング講座」の授業も行った。
こちらは中3生のみが対象で、
北辰テストのリスニングとライティングに照準を絞った授業だ。
よって、題材は北辰テストの過去問を数年分使用する。
まず、前半はリスニングの対策練習。
と言っても、たった5回の授業だけで「聞く力」、つまり「英語耳」を急激に伸ばすことはできないので、
授業では、リスニング問題の解き方を中心に話をして、その後それを実践。
どんな話をしたかというと、たとえば、
リスニング問題は、北辰テストに限らず全てそうだけど、先に問題に目を通して、聞くときも問題を見ながら聞くんだよ。
とか、
聞きながら、「これが正解っぽいな」とか「これは明らかに違うな」って思ったら、その選択肢に印をつけておこう。
とか、
問題の最初の指示はいつも同じことしか言われないから、そこは聞かなくてOK。その時間を、問題に目を通す時間にあてよう。
ただ、「Let’s start.」とか「Let’s begin.」というセリフだけには注意ね。それを聞き逃すと、いつの間にか問題が始まってて焦るから。
とか、
北辰みたいな「2回読み」の形式は、1回目の「Question」が最も重要だから、そこは全身を耳にして聴き取って。
とか、
「メモを取ってもOKです」とか言われるけど、メモは頑張って取ろうとしないで。それより、話の内容に神経を集中させてね。
というような話。
うーむ、こうやって書くと、結構情報量が多かったね。
こんな話を一通りした後に、最初から最後まで通しで実践。
目標点数は、学校選択組は、満点。つまり28点。
学力検査組は、それより少しハードルを下げて、22点。つまり、No. 5までの2点問題はパーフェクト通過で、No. 6以降の3点問題でミス2つまで。
昨日の段階で、早速この目標点をクリアした生徒もいたよ。
この先が楽しみだ。
ちなみに、英語耳を鍛えるためには、毎日少しずつでいいから「英語を耳で聴く」ことを続けること。
ただ聞き流すのではなく、スクリプト(実際に読まれる英文を文字化してるもの)を見ながら。
題材は、英検の過去問が手っ取り早いかな。
あと、NHKの「基礎英語1」も意外とおすすめ。「基礎英語2」の方は、講師の先生の独自色が強すぎるので、正直、あまりおすすめではない。
いずれにしても、ここでもやはり、「継続こそ力なり」なのは変わりない。
前半でリスニングをやったあと、後半ではライティングの練習。
これも、最初にやり方とかを話して、その後は各自のペースで進め、1つ書き上げたら個々に添削、の繰り返し。
これを時間の許す限り続けていく。
ここではどんな話をしたかというと、
ズバリ、ここに書いてある内容をそのまま。
やっぱりね、土台は日本語なのよ。
昨日もそうだったけど、なかなか手が進まない子は、まず「日本語」の段階で文章が作れてない。
逆に、日本語がちゃんと出来上がれば、あとは速い。
学校選択問題だとテーマもちょっと手強いけど、
11月の北辰までは学力検査レベル。つまり、自分の日常的なことを文章にするだけだ。
だからここは練習を山ほど積んで、ぜひとも満点狙いで行ってほしいところ。
そのために必要なこと、もう分かってるよね?
あとはそれを、しっかりと行動に移すだけだ。
「できない」前提ではなく、「できる」前提で。
あえて困難な道を選び、自分の可能性を広げていくぜよ!