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「なぜ、空は青いの?」
たとえば子どもがこう聞いてきた時に、どのように答えるかで、
子どもが勉強に興味や関心を持つかどうかが決まってくると思う。
もちろん、その質問の答えが分かってて、それをその場で答えてあげることができたら、
こちらとしては楽かもしれない。
ただ、あまり専門的な話をしても、子どもが理解できないかもしれないから、
そこは要注意ね。
いわゆる「サルでもわかる」的なレベルにまで、嚙み砕いてあげないといけないと思う。
でも、決してそれだけが最適解ではない。
むしろ、「こっちだってそんなの知らないよ」ということの方が、多いんじゃないかと思う、きっと。
現に僕も、「なぜ、空は青いの?」と聞かれて、
その場で分かりやすく答えてあげられる自信は無い。
そんな時、どうするか。
そんな時は、子どもと一緒に調べてあげればいいと思う。
「なぜだろうね。一緒に調べてみようか。」って感じで。
そこで、親子の会話も自然と生まれてくるだろう。
今の時代、スマホやパソコンがあれば、知りたい情報はほぼ何でも手に入る時代だから、
親が率先して、色々と調べてみる。
そこで、「へぇー、そうなんだねぇ。」とか言いながら、画面を一緒に見るのなんか、
最高の時間だと思うんだけど、どうだろう。
何でも知ったかぶりをして偉そうに子どもに教えるよりも、
よっぽど好かれると思う。
僕は残念ながら子供がいないので子育ての経験は無いけれど、
子ども時代を思い出してみると、そういう大人の方がカッコよく見えたものだ。
子どもって本当に、こっちの想定の範囲を超える質問を急にしてくる。
でもそれは、大きなチャンス。
間違っても、
「忙しい」とか「疲れてる」という自分の都合を優先させて、
「そんなの自分で調べなさい」とか、
「そんなの先生に聞けばいいでしょ」なんて、言わないであげてほしい。
本当に忙しかったり疲れてたりした時も、
「今ちょっと疲れてるから、あとで一緒に調べるでもいい?」っていう形にして、
子どもの疑問をちゃんと受け止めてあげてほしいと思う。
これもまた、親子のコミュニケーションの一つの形だと思うんだ。
と、そんなことを、NHKドラマ「宙わたる教室」を見ながら思った。
「Why is the sky blue?」っていうのが、第1話での重要なキーフレーズだったからね。