「英語の読解力を高めるための「国語」」の授業を終えた。
今日は中3生だけのクラスで、明後日の月曜日には中1生と中2生の混成クラスでほぼ同じことを行う。
この授業、「英語」とは銘打っているけれど、英語には全く、1ミリも触れず、
やることは「日本語の文章の読解力の強化」だ。
「読解力」とは、「読み解く」力。
この「解く」は、「とく」と読むだけでなく、「ほどく」とも読める。
まさに、一見グチャッとしている文章を丁寧に「ほどいていく」作業だ。
ただ問題を「とく」だけではない。
「とく」前に「ほどく」。
これが「読解」ということ。
そして、これをまず、英語ではなく日本語で出来るようにしておく。
英語も日本語も、どちらも「言葉」だ。
だったら、まずは日常使っている「日本語」で読解する力をちゃんと身につける。
その方が、しっかりとした力が身につくし、英語の読解も、よりスムーズに出来るようになる。
・・今日は初回なので、こんなことを授業の最初に伝えたのだが、
最初に「「読解」って何することだと思う?」って聞いたら、
なんと一人の子が、こっちが言いたいことの半分以上を答えてしまった。
これもライブ授業ならではの面白さだ。
ちなみにこの子は、日々の三語短文でも非常に発想力が豊かで、面白い文章をいつも作ってくれる。
「毎日続けること」の重要さをちゃんとわきまえてる子だから、
見えているものも多分違うんだと思う。
授業の方は、前半は語彙の学習。三語短文をやったり、他の問題をやったり。
そこで、その言葉の「意味」だけでなく、
それぞれが持つ「世界観」なんかもなるべくたくさん知ってもらいたいので、
色んな話をした。
たとえば、
「空白」という意味の「ブランク」と、ケーキの「モンブラン」の関係の話とか、
「推察」の「推」は、「推し活」の「推」と同じなのは何でだろうね、という話とか。
あと、「敢行」という言葉に端を発し、野球のバントやスクイズの話もした(笑)
こんな感じで、言葉を少しでも豊かにしてもらって、実際に文章の読解に入る。
授業はたったの4回だけで終わってしまうけど、
この授業で培った経験はずっと大事にしていてほしい。
そのためには、やはり「日々の継続」。これしかない。
さあ、月曜日の中1・中2の混成クラスではどんな展開になるか。
楽しみにしながら待つとしよう♪
それにしても、今さらながら、
「英語の読解力を高めるための「国語」」って名前、ちょっと長すぎじゃね?(笑)
誰か私に「ネーミングのセンス」を授けてください(切望)