既に多くの人が知ってることだと思うけど、
今年度から英検の問題形式が変わります。
ということで、ずっと前にも1回書いたことはあるけれど、
改めて、英検がどのように変わるのか、
簡潔にわかりやすく、英検の公式サイトなどにある内容を噛み砕いてお伝えします。
今回変わるのは、3級以上。
つまり、4級と5級は今まで通りということ。
【3級の変更点】
・一次試験にライティング(英作文)問題が1題追加され、合計2題に。
追加される問題は、Eメールの返信文を作成する、というもの。
これは、埼玉県の県公立高校の入試問題(大問5)と同じ形式。
・試験時間は15分延長されて、合計65分に。(リスニングは除く)
【準2級の変更点】
・大問1の最後の5題が削除され、合計15題に。
削除されるのは、熟語問題の一部と文法問題。
・大問3(語句補充形式の長文)の文章が、2つから1つへ。
・ライティング問題が1題追加され、合計2題に。
3級と同様、追加される問題はEメールの返信文を作成する、というもの。
ただし、内容的に少し高度なる。
・試験時間は5分延長されて、合計80分に。(リスニングは除く)
【2級の変更点】
・大問1の最後の3題が削除され、合計17題に。
削除されるのは文法問題。
・大問3B(内容一致の長文問題)の文章が、3つから2つへ。
・ライティング問題が1題追加され、合計2題に。
追加されるのは、文章の要約問題。
これには英語力以上に「国語力(文章理解力)」が必要。
【準1級の変更点】
・大問1の最初の7題が削除され、合計18題に。
削除されるのは単語の問題。
・大問3(内容一致の長文問題)の文章が、3つから2つへ。
・ライティング問題が1題追加され、合計2題に。
2級と同様、追加されるのは文章の要約問題。
・二次試験(スピーキング)の一部の質問文が、より分かりやすいものになる。
【1級の変更点】
・準1級と基本同じ変更内容(二次試験は従来のまま)。
より詳しい内容は、英検公式サイト内の以下のページにあるので、
興味がある方はぜひこちらを。
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/
以上が今回の変更点で、
全体的に言えることは、あくまでも個人的な意見ではあるけれど、
・難しくなるようなことは全くない。
・ライティングのウエイトが増えたのは、
「その英語の知識、ちゃんと正しく使えますか?」という英検協会の意思の表れ(のように感じる)
・英語力だけでなく、広い知識や言葉の理解能力がますます必要
ということ。
表面的なテクニックなどに頼らず、基礎をしっかりと体系的に固めていく。
そして、毎日毎日少しずつ積み上げ続けていく。
この「勉強の王道」を進めば、全くビビる必要は無いこと。
むしろ、その王道を進んでるかどうかが今まで以上に重要になってくるでしょう。
だから今回の変更は、心の底から喜ばしいこと。
ありがとう、英検協会!(笑)