英語のスピーキングテスト

 

こんにちは。春日部アカデミー塾長の福地です。

先日、ネットで気になる記事を見つけました。

https://dot.asahi.com/aera/2023022400068.html?page=1

 

今年度から東京都が都立高校の入試で英語のスピーキングテストを導入したのですが、その運用についての批判の記事です。

初の試みなので色々な問題も出てくるだろうとは思っていましたが、まさかここまでお粗末だったのかというのが率直な感想です。記事を書いている方の主観も入ってると思うので全てを鵜吞みには出来ませんが、それを差し引いてもです。

 

まず、上のリンク先の記事は、採点ミスに出願締め切りの前日まで気付かなかったという内容です。スピーキングテストは受験者の音声を録音し、それを聴いて採点するようなのですが、正常に録音されていないことに気付かず採点した、ということらしいです。

 

他にも、

病気などの理由で受験できなかった生徒の方が受験した生徒よりも点数が上回るケースがあったり、

https://dot.asahi.com/aera/2023012600014.html?page=1

 

中学校では学習しない文法事項が出てきたりと、

https://dot.asahi.com/aera/2023012500073.html?page=1

 

色々と問題があるようです。

 

そもそも、英語のスピーキングは客観的な評価が難しいものです。それを、高い公平性が要求される公立高校の入試に取り入れようとした都教委の意欲は素晴らしいと思いますが、やるならもっと慎重に慎重を期すべきだったのではないかと思います。

きっと現場の先生たちも苦労したと思いますし、何より、それによって振り回される生徒たちにとっていい迷惑です。

 

実際の問題が公開されていたので見てみましたが、正直言って、難しすぎると思います。英検に例えて言うなら、3級と準2級の間のレベルという印象です。

英語が得意な生徒にとっては楽勝かもしれませんが、英語が苦手な生徒にとっては、ますます英語嫌いを増幅させてしまいそうです。

入試という性格上難しいのかもしれませんが、せめてもう少し簡単なものにしてあげてもよいのではないかと思います。

 

今はまだ埼玉県の入試にはスピーキングテストが導入されていませんが、導入する時には今回の東京都をぜひ他山の石にしてほしいと願うばかりです。

 

そして、もし本当に導入されたら私たちもしっかりとそれに対応していかなくてはなりませんが、

既にそれに向けての土台作りを春日部アカデミーでは行っています。

それは、英文法の基礎と英単語を徹底的に鍛えること、そして毎週欠かさず行う音読の練習です。

さらに、オンライン英会話のオレコや基礎英語コースも加えれば、無敵と言っていいでしょう。

英検の二次試験(スピーキング)対策で培ってきたノウハウもあります。

 

いつの日か埼玉県の入試でもスピーキングが導入されても、

何も恐れず落ち着いて、今のやり方を続けていこうと思います。

 

 

 

今回は少し趣向を変えて、著名人の名言を紹介したいと思います。

 

The difference between winning and losing is most often not quitting.

(勝者と敗者の違いは、多くの場合、やめないことである。)

 

これは、ミッキーマウスの生みの親、ウォルトディズニーの言葉です。

たとえうまくいかないことがあっても、そこで諦めてやめてしまったら終わりです。何があってもへこたれず、目標に向かって努力し続ければ必ず勝利を収めることができます。そして、たとえ失敗してもそれが努力をして取り組んだ結果なら、そこから学ぶことも多いです。

ちなみに、この文で使われている「The difference between A and B(AとBの違い)」は、便利な表現としてぜひ覚えておいてほしいと思います。

それでは、次回もお楽しみに。