【それは「目標」じゃなくて・・】後押ししてくれない「目標」

 

一昨日のブログで、

 

思い通りにいかなかったりした時に自分を後押ししてくれるのが「目標」だ、

 

と書いた。

 

 

 

でも、実際のところ、どうだろう。

 

果たしてその目標が、自分を後押ししてくれるだろうか。

 

 

もし、後押ししてくれなかったら、

 

それは正しい目標とは言えない。

 

 

高い目標を立てるのは素晴らしいことだけど、

 

あまり高すぎると、それは「目標」ではなく、「妄想」になってしまう。

 

 

これは箱根駅伝で有名な青山学院大学の陸上部、原監督の言葉。

 

テレビでこれを聞いた時、

「やっぱりそうだよな」ってすごく共感した。

 

 

あまりに高い目標を掲げすぎると、

心のどこかに「でも、そんなの出来るわけないし」っていう気持ちが

必ず出てきてしまう。

 

出来たらすごいけど、自分には無理。

 

心の中でそう思ってるもう一人の自分。

 

それがある時点で、その目標は自分ゴトではなく、

どこか「他人ゴト」になってしまう。

 

そんな目標が自分を後押ししてくれるハズがない。

 

 

 

こういう場合は、

いわば「目標の設定が間違っている」ということだから、

 

もう少し近くて手が届きそうなものに、一旦変えてみる。

 

 

たとえば、

 

1ヵ月後のテストで点数を50点から90点に上げる

 

という目標は、ちょっと現実的ではないかもしれない。

 

 

もちろん、本人には最初からはそう伝えない。

それは絶対にやってはいけないことだから。

 

 

でも、「そのために何が必要?」って話しながら考えさせると、

 

ちょっと現実的ではないな、って自分で気付く。(こちらも、気付くまで話す。)

 

 

そうしたら、「じゃあ、まずは70点を目標にして、

それを達成できたら90点に上げよう」って感じで、

段階的に上げていけばよい。

 

 

 

目標は、自分が全く手の届かないことではなく、

少し無理して背伸びをすれば届くものがベスト。

 

 

じゃあ、具体的に何がベストかって?

 

それは自分で考えること。色々な試行錯誤を経ながらね。

 

 

周囲が勝手に、

「これは無理じゃない?」とか「これくらいがベストなんじゃない?」って決めるのは、

本人のために全くならない。

周囲がすることは、

「じゃあそのために何が必要?」って問いかけ続けて考えさせること。

 

 

 

自分の目標は、自分で決める。

 

そうじゃないと、自分を後押しなんか、してくれないから。