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【楽観視できない】「アルファ世代」へのICT教育

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アルファ世代。

 

最近よく耳にする言葉だ。

 

 

ご存知の方も多いと思うが、

 

2013年あたり以降に生まれた世代を指す言葉である。

 

つまり、2024年時点で小学校高学年より下の世代ということになる。

 

 

 

この世代の特徴の一つとして、「デジタルネイティブである」ということが挙げられる。

 

物心ついた時から世の中にスマホが普通に浸透しており、

 

スマホがあるのが当たり前、スマホの無い生活は想像でしかない、

 

ということである。

 

 

 

 

さて、ある業界誌にこんなことが書かれてあった。

 

 

加えて、20年度に始まった小学校の新学習指導要領に「プログラミング的思考」が取り入れられたこと、その前年に文科省がぶち上げた「GIGAスクール構想」によって1人1台学習用端末を含めたデジタル環境の整備が始まったこと、さらには同時期に始まった新型コロナ禍によってそうした環境整備がとてつもなく加速されたことを忘れてはならない。アルファ世代の子どもたちは幼少期から、1人残らず秩序だったICT教育を受けているわけである。

 

 

 

うーむ。

 

「秩序だったICT教育」。

 

はたしてそうだろうか。

 

 

僕はこれに疑問を抱かざるを得なかった。

 

 

「秩序だったICT教育」というのがどういう内容を指すのかもイマイチ分からないのだが、

 

少なくとも、

 

ICT機器との正しい付き合い方がちゃんと教育されてる、

 

とは言えないのではないか。

 

 

もっと端的に言うと、

 

スマホとの正しい付き合い方」

 

である。

 

 

 

いや、もしかしたら「アルファ世代『は』」、

 

つまりアルファ世代に限定すれば、

 

きちんと正しく教育できている、ということなのか?

 

 

いや、そんなことは無かろう。

 

 

 

だって、子どものスマホ問題がこれだけ議論されてる世の中だ。

 

もちろんこれは、アルファ世代の1つ上、Z世代が中心の話であるが、

 

この問題に頭を悩ませてる親も多いだろう。

 

僕らも仕事柄、この問題には常に直面している。

 

 

 

昨今、毎日のようにニュースを騒がせてる「闇バイト」もそうだ。

 

「闇バイト」自体は以前から存在してたが、

 

ICT機器、特にスマホの発達によって、

 

その数はとてつもなく膨大な数に膨れ上がってる。

 

 

これだって、スマホやICT機器の間違った使い方だろう。

 

 

 

もし、ICT教育がきちんと行われてるというのなら、

 

こんな問題は起こってないのではないか。

 

 

 

 

ただ「使い方を教えてる」だけでは、正しいICT教育とは言えないはずだ。

 

 

自動車教習所だってそうだ。

 

 

ただ自動車の運転の仕方を教えるだけではなく、

 

交通事故を起こさない安全な運転のしかた、

 

そして、道路交通法という交通の安全を守るための法律。

 

 

こういうことを教えてるのが自動車教習所。

 

そして、国が行う試験にパスした者が「運転免許証」を手にすることができ、

 

そこで初めて自由に自動車を運転できる。

 

 

 

もう、いっそのこと、スマホの使用も免許制にしてもいいのではなかろうか。

 

 

輝かしい技術の進歩の陰で大変なことが起きているという現実。

 

そしてそれは、もっとひどくなっていく可能性を十分にはらんでいるという現実。

 

 

この現実を考えると、今の子供たちに対するICT教育は、

 

少しも楽観視できる要素が無いと僕は思ってる。

 

 

やはり、免許制の導入がベストかもしれないね。