昨日の中3ステラでは、「感嘆文」を扱った。
これは、「なんて美味しんだろう!」とか、「なんて大きな家なんだろう!」みたいに、
あることに心が動かされた時に使われる文の形。
ずっと以前は中学校の教科書にも基本文として堂々と登場していたんだけど、
今はなぜか、会話表現の一種みたいな扱いになっている。
なぜだろう。別に難しい文じゃないのにね。
ここでちょっとおさらいをすると、
感嘆文は、howやwhatによって感動の中心部分が文頭に引きずり出される、というもの。
そして、
howに引きずり出されるのは「形容詞オンリー」か「副詞オンリー」のかたまりで、
whatに引きずり出されるのは「形容詞+名詞」のかたまり。
つまり、名詞があればwhatで、無ければhow、ということ。
あとは、最初のうち、慣れるまでは、
元になる文を作って、そこから、howかwhatで引きずり出して文を完成させる。
たとえば、
「このメロンは、なんて美味しいんだろう!」なら、
1.このメロンは美味しい。 → This melon is delicious.
2.感動の中心は「美味しい」。英語だとdelicious。これは形容詞オンリーだから、howで引きずり出す。
3.How delicious this melon is!
これで完成。
もう一つ、「これは、なんて大きな家なんだろう!」なら、
1.これは大きい家です → This is a big house.
2.感動の中心は「大きな家」。英語だとa big house。これは名詞ありのかたまりだから、whatで引きずり出す。
3.What a big house this is!
これで完成。
ね?簡単でしょ?
もちろん、最初に作る「元の文」がちゃんと作れないと、感嘆文だって正しくは作れない。
けどこれは、「感嘆文」が出来ないのではなく、もっと前の段階、基礎の部分の話。
ほら、ここでも「基礎」が重要なわけよ。
基礎がちゃんと固まってれば、感嘆文なんて「超簡単」なのさ!
いや、ダジャレじゃなくて本当の話(笑)
昨日の中3ステラ生?
もちろん、秒で理解。秒で習得。
説明から問題を解き切るまで30分もかからず、スラスラ解いて全問正解。
別に、この子たちが特別ってわけではないよ。ごくごくフツーの子たち。
でも、ここに至るまで、彼らはめちゃくちゃ時間をかけて基礎をガチガチに固めてる。
ただそれだけの話だ。
あ、最後に感嘆文に関してこれだけは言っておこう。
実際に感嘆文が使われるときって、「主語+動詞」の部分は省略されることが多く、
上に出した例だと、
How delicious! や What a big house! ってだけで使われることが多い。
だから、「話す」場面では、元の文を考えるというプロセスは無くてもいいかもしれないね。
感動の中心部分、つまり「なんて○○なんだ!」の「○○」の部分がちゃんと言えればOK。
あとは、それがhow系かwhat系かを正しく使い分ければね。
それと、what系は、実は形容詞も絶対必要ではなく、名詞さえあればよし。
だから、あの芸人さんの「なんて日だ!」というのも(最近は封印してるみたいだけど)、
英語にすると、What a day!
主語+動詞が省略された感嘆文になるわけさ。