あなたがもし、英語が苦手なら、もう一度基礎まで戻ってみよう。
英語の基礎。それは、be動詞と一般動詞の文。
つまり、中学1年生で最初に出会った文法事項。
そこまでもう一度戻って学習していこう。
単語は、最初は簡単なものだけでいい。
たとえば、likeとかhaveとかplayとかね。
大事なことは、「語順のルール」をもう一度最初から、
今度はしっかりと順を追って、一つ一つを確実に理解し、
それを読んだり書いたりしながら、頭と体に馴染ませる。
そこから始めてみよう。
英文法って複雑そうに見えるけど、
実は「語順」と「語形変化」のいくつかのパターンの集合体。
その最も基礎となるのが、
中1の最初でやった、be動詞と一般動詞の文なんだ。
以前の学習指導要領では、ここにもそれなりの時間が割かれていたんだけど、
今の学習指導要領では、その倍以上のスピードであっという間に終えられてしまう感じ。
一応、「小学校でもやってるよね?」というのが前提となってこういう事態になってしまってるようなんだけど、
それに文句を言っても仕方ない。
とにかく、be動詞と一般動詞の文の基本的な語順を、しっかりと叩き込む。
否定文や疑問文の語順もしっかりと。
これは、言葉でもちゃんと説明できるようにしよう。
たとえば、「be動詞の否定文はbe動詞の後ろにnotを付ける。」
みたいにね。
それがしっかりと習得できたら、
命令文、canの文、そして、中学英語最大の山場である「三単現のs」、という感じで、
一歩ずつ前に進んでいく。
そして、「代名詞の格変化」と「疑問詞を使った疑問文とその答え方」まで来れば、
第1ステージは終了だ。
もちろんこの後も、不定詞や動名詞から始まって、比較の表現、受動態、現在完了、関係代名詞、と
項目だけをあげていけば、まだまだたくさんあるけれど、
第1ステージの内容がちゃんと身についていれば、
新しい内容は必ず、そのいずれかの内容のどこかに紐づく。
それは、新しい内容でもスッと理解しやすくなる、ということを意味するよ。
だから、春日部アカデミーの中1も、焦って先に進むことは絶対にせずに、
同じことを何度も何度も繰り返し練習させて、確実に習得させる。
少し先に進んでは、また少し前に戻る。
これの繰り返し。
あなたがもし高校生であったとしても、
英語が苦手で克服したいと思ったら、
本当に最初の最初に戻って、もう一度そこから始めてみてほしい。
一見、すごく遠回りのように見えるかもしれないけど、
まあ、時間はそれなりにかかるのは事実だけど、
結局これが一番確実で、一番楽に英語を克服できるやり方なんだ。