ずっと思ってることなんだけど、
どうも、世間一般には間違った考えが定着してるような気がしてならない。
学校の成績が良い = 頭が良い
テストの点が高い = 頭が良い
偏差値が高い学校に合格した = 頭が良い
これ、全部間違ってると思う。
テストの点が良かったり学校の成績が良いっていうのは、
テストの問題を解くための知識やその使い方が身についてる、ってだけの話。
100メートルを10秒台で走れる力があります、とかと一緒のレベル。
というか、100メートル10秒台の方がよっぽどすごい。
だから、知識が多いのはその人が持つ能力の一つなのかもしれないけど、
それがイコール「頭が良い」ということではない。
本当に頭が良いって言うのはさ、
これは人それぞれ考えてることが違うかもしれないけど、
自分が思うに、
「他人を思いやって行動できること」だと思うんだ。
他人が欲してることを想像し、それに基づいて行動する。
他人が分かりやすいように伝える。
他人が役に立つ何かを作り出す。
そういうこと。
そうなった時、やはり知識が多いのと少ないのとでは、
多い方がいいに決まってる。
でも、その知識を他人のために使うことができなければ、
そんなの、単なる自己満足でしかない。
意外とそういう人って、多いのかもしれないね。
そういう人がきっと、「あいつは勉強はできるかもしれないけど、仕事は全然できないじゃん」って思われるんだろう。
もしかしたら、自分も気付かないうちにそうなってるかもしれない。
ヤバいヤバい、気をつけないといけない。
あと、コミュニケーション能力も大事な力の1つだね。
コミュニケーションの第一歩は相手を理解するところから始まるから。
・・・
こう考えると、塾の役割っていうのも昔とは大きく違ってくる。
昔のように成績を上げて上位校に合格させるだけが塾の役割、では無くなってくる。
実際、もう既にそういう時代になってきてるけど。
結果だけを追い求めるのではなく、そのプロセスを今まで以上に重視する。
その中で、その子が社会に出てちゃんと生きていける力と、真の頭の良さを身につけさせる。
そのためには、やっぱり人と人同士の本音のコミュニケーションが絶対に必要。
少なくともこれは、AIなんかには到底真似できないことだ。