決して楽なことではないよ、苦手教科を克服することって。
だって、そうでしょ?
自分が苦手なことに取り組むんだから。
絶対に大変なことだし、
思い通りにいかないことだって、あるに決まってる。
苦手なことに、苦労は付き物。
嫌なこともやりたくないことも、絶対にある。
時間だって、めちゃくちゃ必要だし。
病気やケガだって、治すのに苦労するじゃん。
大きければ特にね。
それと一緒。
だから、最初から楽をしようと思わないで。
でもね、その苦労を乗り越えた先には、
乗り越えた人しか体験できない、極上の達成感が待ってる。
その達成感は、苦手教科の克服なんてもの以上に、
とても価値があるもの。
人生観も変えてしまうだろうな。
この達成感を経験した人とそうでない人は、
その後の人生が全く変わったものになると思う。
だから、苦手教科を克服することには
大きな価値があるんだよ。
そして、自分達のような塾人の役割は、
その苦労に立ち向かう生徒たちに最後まで寄り添って、
最後まで支えていくこと。
もちろん、乗り越えるのは生徒本人で、
自分たちはあくまでも伴走者にしかなれないけどね。
そして、
大変だということを包み隠さずに伝え、
それでも頑張れるだけの活力を与え続けること。
あれ?なんかちょっと、カッコつけすぎだな。
でも、これがいつも自分が考えていることだ。
かと言って、何か特別なことをするのではなく、
やっていることは、ごく当たり前のことで、
基礎を丹念に積み重ねていくこと、
その子の日々の変化を見逃さないこと、
「自分でできた達成感」を体感させること、
必要な時には厳しく注意すること、
などなど。
重要なことを、しいて一つあげると、
生徒たちのことを何があってもブレずに信じ続け、
最後までやり切る。
ってことかな。
決して短期間でどうこうなるようなことではないけど、
こうやって生徒に本気で接していって、
半年後や1年後、そして数年後に彼らが変わった姿を見るとね、
逆にこっちが大きな活力をもらえるんだよ。