長時間勉強。1日何時間も勉強。
中には10時間以上やっている子もいるだろう。
え? そんなに長く、できるわけがない?
うん、今までそういう経験がない人は、きっとそう言うよね。
けれど、この「長時間勉強」は、
本番の試験で持っている力を発揮するためには、
絶対に必要なことだ。
長時間勉強を通して、「勉強体力」を身につけておかないと、
試験で力を発揮するのはかなり難しくなる。
理由は明白。
試験は時間が長いから
たとえば、5教科の高校入試の場合、
1教科50分のテストを1日で5教科受ける。
大学共通テストになると、
どの科目を選択するかにもよるけど、
1教科60~90分のテストを、1日最大4教科。これを2日間。
途中に休憩時間があるとはいえ、これは相当体力を消耗する。
肉体的なものだけでなく、精神的なものも。
そんな、ある意味過酷な状況の中で、自分が一生懸命培ってきたものを発揮するためには、
体力、スタミナが絶対に必要だ。
「この日のために一生懸命やってきたのに途中でスタミナが切れて惨敗した」なんて、
嫌でしょ?
きっと、後悔してもしきれないよね。
試験において、最後に勝負を決するのは、
勉強体力、勉強スタミナであると言っても過言ではない。
では、その体力やスタミナを、どうやって手に入れる?
言っとくけど、「速くよく効く即効サプリ」なんてものは、存在しないよ?
だとしたら、もう、これしかないでしょ。
長時間勉強
長時間勉強を通して、体力やスタミナを付けていく。
と同時に、
自分の学力レベルを向上させていって、高い位置でそれをキープする。
オリンピック選手たちも、甲子園に出場する高校球児たちも、
ダンス甲子園に出場する高校生たちも、吹奏楽の全国大会に出場する吹奏楽部の子たちも、
みんな、そうやって夢と目標をかなえてる。
彼らにとっては、それはスポーツであったり、野球であったり、
ダンスであったり、曲の演奏だったりするけど、
勉強だって、それと全く変わらない。
むしろ、勉強は持って生まれた才能は関係なく、
機会は誰にでも平等に与えられているので、
テッペンに立つのはこういうものよりも簡単なことだ。
一つだけ覚えておかないといけないのは、
この「長時間勉強」は一朝一夕で出来るものではないということ。
もし仮に、今まで勉強時間がほとんどゼロだったとしたら、
1日2~時間だって相当つらいことのはず。
だから、徐々に始めていかなくてはいけない。
だ・か・ら、
早い時期から勉強の習慣をつけておくことが重要なのさ。