【日本語崩壊の危機】「マルハラ」とか言ってる場合か!?

 

ちょっと前にネットを騒がせた「マルハラ」という言葉。

 

最近は聞かなくなったけど、

 

依然、LINEなどの文章では「。」を付けないスタイルが横行しているように見える。

 

 

この風潮、一種の流行みたいなものとして楽しむ分には全く問題無いんだけれど、

 

これによって子供たちの日本語能力が著しく下がってるんではないかという危機感を

 

最近強く感じてる。

 

 

 

きっかけは、1ヶ月前に始めた「三語短文」。

 

これは、毎日決められた3語を使って文を作り、それを毎日こちらに送ってもらう、というもの。

 

保護者が参加していただいてるご家庭もあり、それは本当にありがたいこと。

 

今のところ、希望者とこちらが指名した生徒だけが参加いるのだが、

 

いずれは全員参加も検討中。

 

 

ま、それはさておき。

 

 

毎日彼らが送ってくれる文を見ていると、

 

中には本当によく考えられた文や、言葉のセンスがキラリと光ってる文、

 

そして、日々少しずつ文が上手になっていて確実な成長が感じられる文など、

 

本当に様々な文を目にする。

 

 

 

その中で、「これはかなりヤバいのでは?」と感じさせるのが、

 

句読点の使い方が滅茶苦茶な文。

 

 

文末に句点(。)が付いてないのはもちろんのこと、

 

読点(、)も無かったり、あっても的外れな所についてたり。

 

しかも、改行も、「そこじゃないよね」ってところでされてたりする。

 

 

実際の文をここに出すのは控えるけど、

 

イメージで言うとこんな感じ。

 

 

 

昔々ある、ところにおじいさん

と、おばあさんが住んでいましたおじいさんは山へ

芝刈りにおばあさんは

川へ洗濯に、行きましたおばあさんが川で洗濯

をして、いるとドンブラコドンブラコと・・・、

 

 

 

決して誇張しているわけではなく、本当にこんな感じ。

 

しかも、誰もが知ってるももたろうの話ならまだしも、

 

彼らが作ってくれた未知の文がこんな感じになってるので、

 

解読するのにも、まあまあ時間がかかる。

 

 

もちろん、マルハラの風潮だけが全ての要因ではないかもしれないし、

 

そもそもLINEで文を提出させていることも原因の一つなのかもしれないけど、

 

そうは言ってもこの状況は、看過することはできない。

 

いや、看過すべきではない。

 

 

 

このままの日本語文章作成力でいってしまうと、

 

将来苦労するのは彼ら。

 

それは何としてでも食い止めないといけない。

 

 

そのために何が出来るか。

 

今は、一人一人に対してのコメントの中で注意してるにとどまってるけど、

 

もう少し何か、根本的な部分からの解決を考えていかなくてはいけないかもしれない。

 

 

 

こういう「マルハラ」みたいな風潮って、

 

日本語の基礎がちゃんと出来あがってて、その上に遊び心でちょっと変化を加える、

 

というものなら良いんだろうけど、

 

そうじゃなくて、日本語の基礎の育成段階でこれをやってしまうと、

 

それはもう、

 

日本語崩壊への道をまっしぐら、だよ。

 

 

最近本当にこのことに危機感を感じてる。

 

まじでヤバいって。