昨日は「大学入試説明会」を行った。
大学入試は高校入試よりも情報が多い、というのは、何となく予想がつくと思うけど、
実際は想像以上だ。
高校入試は、情報量が少ないとは言わないけど、
制度そのものはそんなに複雑ではないし、試験方式が何種類もあるわけではない。
一方で大学入試は、
まずもって選抜方法が「総合型」(昔のAO入試)「学校推薦型」「一般」の3つあり、やるべき必要なことが全て異なる。
しかも、この3つとも全て、大学入試の標準アイテム。
一昔前は、大学入試と言ったら年明けの一般入試が普通で、年内に行われる推薦やAO(今の「総合型」)はどちらかというと特別な感じのものだったが、今はそうではなくなってきてる。
それに、一般入試も昔とは全然違ってて、
たとえば共通テストの難易度はセンター試験に比べたらめちゃくちゃ難しくなってるし、
英語の「外部検定利用」というものもある。しかも、利用のしかたは複数ある。
さらに言うと、年ごとの変化が高校入試の比ではない。
今は入試改革の過渡期だから余計にそうなのかもしれないけど、
こちらもアンテナを張って正しい情報を素早くキャッチし、
常にアップデートしておくことが求められる。
そういうわけで、必然的に情報量が多くなってくるのだけれど、
これらの情報をしっかりと持ったうえで高校生活をスタートさせると、
それだけで大学入試に向けてアドバンテージが少しできるのは間違いない。
逆に、こういう情報を持たずにいると、
いざという時、「え?知らなかった?そうだったの?」ってなるから、
やっぱり正しい情報って大切なんだと思う。
そんな大学入試、昨日の説明会ではもちろん
その全貌をくまなく詳しくは話せなかったけど(時間の都合上ね)、
重要なことをまとめると以下のことに集約される。
1.基礎基本をしっかりと身につけることが最も重要。これには中学校の内容も入る。
2.学校で必要なことを全てやってくれるわけではないので、学校以外で何をどのように進めていくかが重要。
3.教科の中で一番大きなカギを握るのは「国語」。英語だって、ベースとなる国語力が無いと太刀打ちできない。
ちなみに、この国語力というのは、「基本的な語彙力」、「基本的な文章理解力」、「基本的な文章発信力」の3つ。これは決して、学校の国語で教えてくれるものではない。学校の国語の授業の役割は、もっと別のところにある、というのが理由。
「では、どうするか?」は、早いうちからちゃんと考えておかないといけない。
これは、今の高校生、そして未来の高校生全員に、
ぜひとも知っておいてほしい。