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【正しい勉強法】ミスは消さずに残しておく

 

問題を解き、丸付けをする。

 

その時、間違えた解答を皆はどうしてますか?

 

消さずにちゃんと残してますか?

 

 

 

実はこの時、消しゴムで消してその上から正しい答えを書く、

 

場合によっては、それに堂々と赤○を付ける、っていう子、

 

意外と多いんだよね。

 

特に小学生に多い気がする。

 

学校でそのように指導してるのだろうか。

 

 

 

でもね、間違えた答えは、消さずに残しておいた方がいい。

 

というより、そうしなくてはいけない。

 

 

ミスした記録なんて消しゴムと一緒に記憶からも消し去りたい、

 

っていう気持ちも、分かるけどね。

 

 

それに、後から見返した時に、キレイに全部○っていう方が、美しいし。

 

 

けど、その見た目の美しさが、時として自分の首を絞めることになるかもしれないんだ。

 

 

 

これはしっかり覚えておいてほしいんだけど、

 

問題集を解く目的は、最初から全問正解をすることではないよ。

 

最初は何問ミスをしようが、そんなのは全く関係ない。

 

大事なのは、解いて丸付けをした、その後で、

 

そこで全問正解だったら、「やったぜ、自分!さすがだぜ!」でいいんだけど、

 

そうじゃなかったら、ちゃんと正解を確認して、

 

正しい知識や考え方を再確認。

 

その時もし、腑に落ちない部分があったら、先生とか信頼できる人を頼って質問する。

 

そして、その問題をもう一度自分で解いて、「自力で解けた」状態にアップデートしておく。

 

 

そうやって、自力で解ける問題をどんどん増やしていく。

 

 

これが、問題集を解いていく目的だ。

 

 

そして、この目的を遂行していくために絶対必要なことが、

 

ミスした解答を消さずに残しておくことなんだ。

 

 

だから、消しゴムで消してしまうのは、絶対にやめるべき。

 

 

 

それに、そうやって自分が問題集を解き進めた履歴を正しく残しておくと、

 

後からそれを見返した時に、その問題を解いた時の記憶が「正しく」よみがえってくる。

 

 

実はこれが、テストの本番などで自分を助けてくれることがある。

 

 

テストは限られた時間の中で多くの問題を解くことが要求されるから、

 

実際、1つ1つの問題にかけられる時間は決して多くない。

 

 

その時に役に立つのが、

 

「あ、この問題、似たものを前に解いたことがある」、という記憶だ。

 

その時に、その問題を正しいプロセスによって自力で解けるようにしていたかどうかは、

 

生死を分けると言っても過言ではない。

 

「あれ?でも、その問題って、最初から合ってたっけ?ちゃんと解けるようになってたっけ?どうだったけ??」

 

では、何の使い物にもならない。

 

せっかく時間をかけて問題集をやったのに、それじゃ意味無いよね。

 

 

ミスの履歴。

 

それは、それを克服したことも含めて、ちゃんと消さずに残しておくべきだ。

 

 

あれ?もしかしたら、これ、

 

人生にも言えることかもしれないね。