新しいことを学ぶ。
そうすると、誰だって最初は間違える。
これは極めて当たり前のこと。
最初から完璧にできる子なんていないし、
こちらもそれは望んでいない。
最初は間違えるのが当たり前だと思ってる。
だから、最初はいくら間違えても全然かまわない。
もちろん、こちらの話をちゃんと聴いていなかったり、
いい加減な気持ちで取り組んで間違えるのは論外ね。
そういう間違いからは何も生まれない。
けれど、真剣に取り組んで一生懸命考えて、
その結果の間違いだったら、全然気にする必要は無い。
まだ習ったばかりで慣れていないんだから、
間違えるのは当たり前。
大事なことは、
その間違いの原因、どこで間違えたのか、何がいけなかったのかを、
ちゃんと分析し、理解しておくこと。
それは、ついうっかりかもしれないし、
ちょっとした勘違いかもしれないし、
もしかしたら、基礎の部分に大きな抜けがあるからかもしれない。
この分析をちゃんと正しくやれれば、
間違いはむしろ「財産」になる。
そして、最後に必ず、自力でもう一度解いてみること。
そこで正解できれば、学びが一歩前進する。
出来ることがまた一つそこで増えるわけ。
さらに良いことに、
こうやって、自分の間違いの履歴をちゃんと蓄積していくと、
自分の傾向が客観的に見えてくるようになるから、
間違いも少しずつ減ってくる。
だから勉強のスムーズに進められるようになって、
そこにまた一つの楽しさを見いだせる。
大事なことは、
間違いを恐れて慎重になりすぎるのではなく、
間違いとの向き合い方、対処のしかたをちゃんと身につけること。
着実に伸び続けてる子は、これがちゃんと出来ている。