3月もそろそろ終わりを迎える。
高校の入学式まで、あと1週間あまりだ。
この1ヵ月間、
春アカの新高1生たちは勉強の手を休めていない。
それぞれ中身は違うけど、
高校での学習に向けて順調に驀進中である。
でもね、忘れてはいけないよ。
あなたと同学年の子たちの中には、
もっと多くの時間を勉強にかけてる子たちがいることを。
だからもっとやらなくてはいけない、ということではない。
あなたたちは決して手を抜いてない。
それは紛れもない事実。
だから、大いに誇ってほしい。
ただ、自分たちよりも多く勉強して子たちもいるのも事実で、
4月からはその子たちと同じ土俵で戦うことになるということ。
そのことは、前もってちゃんと知っていてほしい。
何ごとも、事前に情報を得ておくことは自分を助けることになるからね。
そして、今の勢いを決して一時的なものにするのではなく、
高校が始まってからもずっと、止めないでいてほしい。
無理に加速度をつける必要は無いよ。
大事なのは、休まずやり続けることだから。
さて、そんな新高1の子たちの中で、
たったこの1ヶ月で劇的に変化した子が2人いる。
もちろん、他の子たちにも変化や成長が見られるけど、
この2人はズバ抜けている。
何が変わったかというと、
こちらの話を聞くときの眼力が強くなった、
話すときの一語一語に重みが増して、自信も感じられるようになった、
授業中、問題に取り組んでいる時の表情に真剣さが増した、
まだまだ、あげていくとキリがない。
数ヶ月前と比べると、まるで別人のよう。
まさに、高校デビューだ。
下世話な意味ではなく、称賛と驚きの意味合いで。
人ってこんなにもすぐに変われるんだということを、
まざまざと見せつけられている。
たまたま2人とも、高校入試では悔しい思いをした側だけど、
それは決して「単なる偶然」ではないような気がする。