3月3日に行われた中2対象の北辰テストの結果が返ってきました。
みんなの家にも返ってきてるよね?
ただ残念なことに、
塾に来るのは点数と偏差値、そして志望校判定と問題ごとの簡単な正誤表しか載ってない。
正直、その数字自体にはほとんど興味がないのよ。特に今の時期の北辰に関しては。
一応、偏差値の現在地を知るためにExcelに記録は入力するけれど、
そんなものは「ただの数字」だから。今は特に。
そんなものよりもはるかに重要なのは、
「どのような答案を書いたかをちゃんと見ておくこと」。
どの問題が合っていて、どの問題が間違えていたか。
そしてそれはどのような間違え方か。
それが確認できなければ、テストの意味は無いんです。
だから生徒たちには、自宅に届いた個票を持ってくるように毎回お願いしてます。
自宅に届く方には、各教科の丸付け済みの答案用紙のスキャンが載ってるからね。
一人一人の答案スキャンをコピーして、
それを元に、全員にフィードバックを返してます。
どこが良くて、どこがダメで、
この後どうすれば良いのかのアドバイス。
もちろん自分でも自分の答案をちゃんと分析してほしいけど、
自分以外の第三者、しかもたくさんの生徒とその答案を山ほど見てきている大人からのアドバイスは
絶対に参考にした方が良い。
だからね、今からとても重要なことを言うけど、
そしてこれは北辰に限った話ではなく、全てのテストに言えることだけど、
テストが返ってきたら、結果を見て喜んだり落ち込んだりするのは程々にして、
自分の答案を見ながら、
次からはどうすれば良いかを考えてほしい。
そして、直ちにそれを行動に移してほしい。
結果が良かったら、それをこれからも維持するためには、何が必要か。
結果が悪かったら、それを挽回するためには、何が必要か。
分からなかったらちゃんとアドバイスするから。
いや、そうじゃなくても絶対に、プロの目線からアドバイスします。
そう、これこそが、テストを受ける最も重要な目的。意義。
点数なんて、時間の経過とともにどんどんその意味が薄れて
「単なる数字」と化していくからね。
テストは、返却された後にそれにどう向き合うかで、
その存在意義が全く違うものになるんです。
自分の成長の足掛かりになるか、
それとも、ただの紙切れになるか。