いつ頃からだろう、
世の中がここまで効率性を重視するようになったのは。
何でも「効率」を求めるのは、やめた方がいいと思うんです。
ビジネスの世界においては必要なことなのかもしれないけど、
少なくとも勉強に関しては。
たとえば、
最初から「効率」ありきで考える。
効率が良いか悪いかで判断する。
そうすると何が起こるかというと、
楽な方法、負担が少ない方法を選択するようになる。
苦労を避けて通るようになる。
苦労することや、時間をかけて何かをコツコツと地道に積み上げることに対しての
耐性が身についてない人間が出来あがる。
極論に聞こえるかもしれないけれど、
今の世の中を見ていると、
現にそういう事が起きているような気がしてならない。
無駄なことや遠回りを、たくさんしたっていいじゃない。
真剣に取り組んでいるのであれば、
そこから学ぶことだってあるし、
それが今後の人生において貴重な財産になるかもしれない。
やっていく中で、もっと良い方法を自分で発見できることもある。
それが勉強に関してのものだったら、
それこそが、あなたにとっての最良の勉強法になるんです。
つまり、何事にも真剣に取り組んでいるのなら、
無駄なことなんてない。
だから、最初は「効率」なんて二の次にして、
とにかく最初の一歩を踏み出し、
それに真剣に取り組んでいこう。
始めてみることでしか見えてこないものも
絶対にあるから。
あ、そうそう、一つだけ確実に「効率が悪い」ことがある。
それは、
真剣にやらずテキトーにやること。
集中して物事に取り組まないこと。
これだけは単なる時間の無駄で何も生み出さないことを、
最後に断言しておきます。