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三語短文秀逸作品発表会の9回目。
こちらの前半に続き、
ここからは後半。
【お題: 住めば都、いつわる、あいまい 】
職質をしている。僕はイラっとし、あいまいな返事をし、名前をいつわった。だがすぐにバレてしまい逮捕された。だが刑務所も住めば都だ。
【お題: 傍若無人、体裁、残酷 】
酒を飲むと傍若無人で残酷になるため、体裁を保つために外では禁酒している。
どんなに優しい体裁を取っていても、テレビの裏では傍若無人な態度をとる芸能人は必ずいる。悲しく残酷な芸能界の現実だ。
傍若無人な彼に体裁が悪いとハッキリ言うのは残酷な話だ。
【お題: 授ける、順次、備蓄 】
国王は、備蓄品を順次若い国民から授けていった。
元日に起きた震災を受けて、被災地へ市内の備蓄品を順次寄付する計画が立てられていた。この計画を中心に進めてきた防災課の課長は、天から授けられた計画力で、今日も寄付する物資を確認している。
能登の大地震後に、倉庫に備蓄していた食料を自ら避難者に順次配っていた中学生に学校から表彰状が授けられた
【お題: 戦略、予兆、卓越 】
卓越した頭脳で見事な戦略を考え、奇襲の予兆が見られた時は味方を撤退させるといった素晴らしい行動をした将軍は、今も根強い人気がある存在だ。
【お題: 諸刃の剣、終止符を打つ、机上の空論 】
旧日本軍が実施した特攻作戦は、諸刃の剣となりながらも戦争に終止符が打たれるまで続けられた。当時、戦争を仕掛けず平和に終わる方法は机上の空論だったのかと今私は思う。
【お題: 馬が合う、ざっくばらん、はぐれる 】
ざっくばらんに何でも話せる彼女とは馬が合うが、お互いにマイペース過ぎて、ショッピングモールに行くとはぐれてしまう。
母とは馬が合うので、一緒に買い物に行ったが、はぐれてしまった。幸い会えたが、ざっくばらんにはぐれた理由を話した。
【お題: 目まぐるしい、百発百中、めきめき 】
優勝チームはGチームと予想した。シーズンでは目まぐるしく順位が変動したが、後半でめきめきと勝っていった。チームGは見事に優勝した。百発百中だった。
【お題: みずみずしい、過小評価、おだてる 】
ある農園が育てたきゅうりを、皆はみずみずしいとおだてたが、僕は過小評価した。
今回はここまで。
今まで春日部アカデミーも色々な取り組みに着手してきたが、
今年の5月末に始めたこの「三語短文」ほど、
継続のパワーをまざまざと見せつけてくれるものは無い。
毎日やるのは、たしかに最初はちょっと大変。
それが習慣化されるまでは大変だろうと思う。
けど、その苦労や面倒を乗り越えた先には必ずご褒美がある。
三語短文の場合は、「言葉の力の習得」だ。
いや、実はそれだけではない。
忍耐力や思考力。
こういう「生きていくために必要な力」も確実に身につけることが出来る。
まさに、一粒で三度おいしい、一石三鳥以上の効果があるのが
三語短文なのだと思う。