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今回は数学の話。
中1の中ごろに出てくる「比例・反比例」。
このうち、「比例」の方は、中2になると「一次関数」に進化して、より深く学習することになる。
そして、中3で学習する「xの2乗に比例する関数(いわゆる「二次関数」)」と組み合わさり、
易しい問題から難しい問題まで、数多くの応用問題に発展を遂げる。
一方、「反比例」の方はというと、
中1の時に学習したきり、中2では一切その姿を見せず、
そのまま中3の模試や入試で再び顔を合わせることになる。
ちなみに、この「反比例」が進化を遂げるのは、
高校に入ってから、数Ⅲで「分数関数」という形で進化する。
数Ⅲなので、一生出会うことなく終わる人もいるだろう。
話を戻すと、
反比例は比例と違って、中1の時にやったら最後、
次に会うのは中3で、ということになる。
ということは、裏を返せば、これはラッキーなのである。
反比例の復習をしっかりと怠らずにしておけば、
それだけで中3になった時に周りと差をつけられるからだ。
しかも、反比例が絡んでる問題であまり複雑な問題は出ないので、
基礎さえしっかりと押さえておけば大丈夫。
それだけで、たとえば北辰テストなら4点前後、偏差値にしておよそ「2」、楽に稼ぐことが出来る。
こんな話を、今日の北入対策講座の授業で生徒たちにした。
ちなみに、同じようなことが言えるのが、
中1でやる図形の問題。
作図、位置関係、表面積、体積。
これらは全て、中1でやったきり、中2では全く触れずに進む。
表面積と体積は、相似や三平方の定理の応用で必要な基礎知識となるが、
あとの2つは、全く触れることのないまま、模試や入試で出くわすことになる。
ということは、やはりこの単元も、しっかり復習しておけば、
それだけで大きなアドバンテージになるということだ。