春日部の塾、春日部アカデミーのブログ「春日部アカデミー通信」へようこそ!
春日部アカデミーのモットーに
素直に・丁寧に・真剣に
というのがある。
春日部アカデミーではこれを「2つの基本姿勢」のうちの1つとして掲げてる。
ちなみにもう一つは、「「何となく」「テキトーに」は禁止」というもの。
ここで改めて、「素直に」ということについて考えてみたい。
「素直」とはどういうことか。
辞書によると、
「性質・態度などが、穏やかでひねくれてないさま。従順。」とある。
さらに「従順」を調べてみると、
「性質・態度などが素直で、人に逆らわないこと。おとなしくて人の言うことをよく聞くこと。また、そのさま。」とある。
あら?ちょっと堂々巡り感があるぞ?
まあ、とにもかくにも、
「素直」ということは、「人の言うことをよく聞くこと」ということだ。
別に、「言いなり」になる必要は無いし、僕もそれは求めてはいない。
むしろ、何でも言いなりになるのは、裏を返せば自分の意見が無いということにもなる。
「違う」と思ったら言えばいい。逆らったっていい。
ただし、その時は自分の言葉でハッキリと伝えることが大切だ。
「○○がこう言ってるから」とか人のせいにしてはいけない。
何よりも重要なことは、
まずは人の言うことを聞く。
これだろう。
そのうえで、もし理解できないことがあったら、言葉でちゃんと質問をする。
自分の考えと違うと思ったら、それを言葉で伝える。
そして、自分の発言にはしっかりと責任を持つ。決して人のせいにしない。
これらをひっくるめて「素直」と言うのだろうと、
僕はそう考えている。
辞書的な意味とは少し違うかもしれないね。
そして注目すべきは、
成績を上げてる子、上位をキープできてる子は、ちゃんとこれが出来ている
ということだ。
こちらが「こうした方がいいよ」「こうしなさい」ということは、
当たり前だが、そのどれもが成績を上げるために必要なこと。
それを、まずはちゃんと聞き入れてやってみる。
やってみた上で、「違う」と思ったら、それを言葉で伝える。
「自分のやり方が正しい」という思い込みの呪縛から逃れられずに
最初から人の言うことを聞けない子は、まず成績が上がらない。
最悪なのは、それを人のせいにすることだ。
それを続けてる限り、何も学ぶことは出来ない。
きっと将来社会に出ても苦労するだろうな、と思う。
誰だって「自分が正しい」と思っていたい。
そういう人は多いと思う。僕もそうだ。
けど、間違っているかもしれない。
というか、絶対に間違ってるところはある。人間だもん、当然だ。
そう思ってないと、人は周りから何も学べなくなる。
それはつまり、成長できなくなるということ。
だから、「素直」であること、「人の言うことはまずはちゃんと聞くこと」は重要なのだ。
これは勉強に限ったことではなく、
人としてこの社会で生きていくために必要なことだ。