春日部の塾、春日部アカデミーのブログ「春日部アカデミー通信」へようこそ!
本日初日だった北入対策講座で生徒たちに話したこと。
何人か、体調不良や家の用事などで来られない子もいたので、
再度、この場でも伝えようと思う。
北入対策講座をなぜ受講してほしいのか。受講する必要があるのか。
春日部アカデミーは個別指導中心の塾だ。
一部、ステラなどの集団授業スタイルの授業もあるけれど、
春アカプラス(映像教材を使った授業)も含め、ほとんどが個別指導スタイルの授業。
従って、パーティションに囲まれているから、自分の周りには誰もいないも同然。
そして、授業は「自分のペース」で進んでいく。
つまり、ペースの主導権は自分が握っている。
当然、それによるメリットも大きい。
「分からないまま先に進む」ということが無いからだ。
しかし、実際の試験はどうだろうか。
北辰テストや入試本番。
自分の周りには人がたくさんいて、そのほとんどは「オマエ、誰やねん」状態。
そして、試験開始から50分が経過した時点で(北辰の理社は40分)、
自分が満足に問題を解き終えてるかどうかは一切関係なく、強制終了。
つまり、ペースの主導権を自分以外の他のものに取られてるんだ。
その環境の中で、自分の力を全て発揮しなくてはいけない。
もし仮にそれが出来なければ、それまでいくら一生懸命努力をしていても、
「もうこれ以上は無理だ」という限界ギリギリの努力を続けていても、
全ては水の泡と化す。
試験とはそういう過酷な場だ。
そういう過酷な条件の中に、いきなり何の準備をせずに放り込まれても、
上手くいくはずなどない。
もしそこで、試験本番の場で、思い通りに力を発揮できなくて悔しい思いをしても、
もうどうにもならない。あとの祭りだ。
人には環境適応力があるとはいえ、
そんなに瞬時に環境に適応することはできないのだ。
そのような思いをしないために、
毎週土曜日の北入対策講座で「環境慣れ」をする。
これは北入対策講座でしか出来ないこと。
だから、この北入対策講座には参加してほしい。
これが、北入対策講座をなぜ受講してほしいかの答えである。
毎年、色々な事情でこの講座を受講しない生徒がいるのも確かだが、
11月を過ぎたごろから、受講してる組としていない組の差が明確に出始めてくる。
それは、成績などの目に見えるものではなく、
「強さ」だ。
何があってもへこたれない「強さ」。
苦労や困難をものともせずにそれに平気で立ち向かっていける「強さ」。
自分以外の他者が決めたルールや条件の中で最大限の力を発揮できる「強さ」。
これもまた受験においては必要なことで、
受験が終わった後、つまり、社会で一人前の大人として生きていくためにも
必要な「強さ」だ。