たとえば、今、目の前に英単語が50個あるとしよう。
あなたはこれを絶対に覚えなくてはいけない。
英語が好きな人、英語が得意な人なら、どうってことないかもしれないね。
でも、あなたは英語が苦手で嫌い。
さあ、どうする?
土台の基礎がしっかりと固まっていれば、覚えるのは少し楽かもしれない。
でも、そんなこと急に言われたって、すぐに身につくものではないし・・。
本当にどうしよう。
悩むよね・・・。
そんな時、「ここは潔くあきらめる!」というのも一つの方法かもしれないけど、
それもなんか、悔しくないか?
だって、やれば出来るかもしれないし、
というか、やる前から「出来ない」と決めつけるのは、順番が違うよ。
とことんやってみて、ガチでやってみて、その結果で判断しても遅くない。
じゃあ、どうするかって?
それはね、
「覚えよう、暗記しよう、という気持ちを一旦捨てること」だ。
別に覚えようとしなくてもいい。
そのかわり、
毎日触れること。毎日毎日必ず目にして、声に出して読んでみよう。
そうやって、「触れて離れて」を何度も繰り返す。
そうするとそのうち勝手に脳が覚えてくれるから。
ちょっと時間はかかるけど、これは意外と確実な方法。
そもそも脳は、嫌な情報を排除したがる。
これは多分、本能的に「こいつは敵だ!やられる!食われる!」って思うんだろうね。
だから、無理に「覚えよう」としても、脳がそれを拒否し続ける。
でも、脳はかなり単純なところもあるから、
何度も「触れて離れて」を繰り返していくうちに、
「あれ?こいつはもしや、敵ではない?食われない?」ってなって、
最後には、「な~んだ、味方じゃん。全然安心できるやつじゃん」ってなる。
そうなったら、「受け入れ拒否」から一転、「エブリデイ・ウェルカム!」の状態になるから、
覚えるのも楽になってくる。
一日や二日で出来るようなものではなく、それこそ月単位の時間がかかるものだけど、
一度、心を無にして、「嫌いだな~、嫌だな~」っていう感情にも一旦フタをして、
ぜひ試してみてほしい。