塾の先生が学校の定期テストを悪く言うのはご法度かもしれないけど、
久々に、びっくりするぐらいの悪問に出会ったので、ちょっと書き記しておく。
ある中学校の1年生の英語の期末テスト問題。(一部抜粋/特定を避けるために、若干の加工済み)
いきなり最初の問題が、
「あなたが普段していることを(英語で)書きなさい。」だと。
しかも、「同じ動詞は使うな」と。
合計5つの問題だけど、パーフェクトでクリアできた子が、はたして何人いるのだろうか。
そして、和文英訳。
これだって、単語のつづりが一つでも間違えてたら×。
他も、ほとんどの問題が、単語のつづりが完全に正確に書けないといけない問題。
きわめつけは文章の読解問題で、
教科書の本文をただひたすら暗記すれば点が取れる問題と、
この時期にして既に入試レベルの問題。
もうね、この時期の中1に必要な、「基本文法」を問う問題が、
ほとんど無いのよ。
しかも、誤植のせいで答えが出せない問題もあるし(笑)
さすがにこの時期の中1に、このレベルの問題は無理がある。
問題を作った先生の理想はよく分かるけど、
たぶん、空回りするよ。
それどころか、ここできっと「英語嫌い」の生徒が大量に生まれる。
自分たちがいくら頑張っても、
やっぱり学校の先生の子供たちに対する影響は、とてつもなく大きい。
願わくば、
それをしっかりと自覚して、
テストの問題作成なども慎重に行ってほしい。