ステラやピコの授業では、毎回最初に色々な話をしているのですが、
昨日は小6の子たちにこんな話をしました。
ステラやピコというのは、私が担当している英語のクラスで、
ステラが中学生、ピコが小学生です。
ちなみに、高校生はコスモと名前を変えます。
話を戻すと、
問題集を解くとき、
特に小学生や中学校に上がりたての生徒に多いのですが、
ただ問題を解いて、それでおしまい。それで満足。
時には、丸付けもされてないことも。
これだと、やった意味はほとんどありません。
つまり、何の効果も無い、ということ。
これで効果が出るのは、もう既に力が十分に身についている、
その力が完全に体に馴染んでいて、いつどんな状況で解いても必ず正解が出せる、
という状態の場合だけです。
たとえるなら、これは、
50メートルを6秒台で余裕で走れる人がその状態をキープするために軽くアップするのと一緒。
8秒台の人が頑張って7秒台、6秒台とタイムを縮めていくためには、
ただ走るだけではダメ。
膨大の時間をかければ可能かもしれないけど、そこまでの時間はさすがに取れない。
では、何が必要か?
小6の子たちにこう聞いてみたら、
最初は「努力する」「ひたすら頑張る」という感じの答えだったのが、
すぐに、こちらが求めている正解が返ってきました。
「記録を取る」
そう、記録です。必ず記録を取りますよね?
しかも今の時代は、ただタイムを計測するだけでなく、
動画に録ってそれを見ながら細かいところまで検証できる。
そうやって、「目に見える形に残す」ことが大事なことです。
だから問題集を解くときも、目に見える形に残す。
つまり、丸付けをする。
丸付けをして、自分がちゃんと出来たかどうかを自分の目で確認する。
そして、それよりも大切なことは、
出来なかった問題をそのままにしないこと。
何がいけなかったのか、どうすれば良かったのかを明確にして、
それが自力ではどうしても分からないときは、
ちゃんとした指導者に正しく教えてもらい、
必ずもう一度自力で解いて「解ける」状態にしておくこと。
ここまでやらないと、問題集をいくらたくさん解いても
期待通りの効果を出すのは難しいです。
これ、文字にすると簡単に見えるけど、
というか、実際に複雑なことは何もないけれど、
これを常にやり続けるのは、実は結構難しいことです。
当たり前のこととして体に馴染むまでは。
だから、春日部アカデミーでは、この部分の指導を徹底的に行います。
これがちゃんと出来ている子は、例外なく成績を上げてるので。